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いま企業が押さえるべき「プライバシー」4つのチェックポイントとは?――ガートナー
ガートナー ジャパンは、「デジタル社会におけるプライバシー」について、企業が押さえるべきポイントを発表。企業は、2019年中にプライバシーに関するリテラシーを高め、備えに着手する必要があるという。具体的な取り組み指標として、プライバシーとセキュリティについての4つの質問を挙げる。
ガートナー ジャパンは2019年6月3日、今後日本でも重要になる「プライバシー」について、企業が押さえるべき重要なポイントを発表した。プライバシーリスクへの対応は、企業にとって早急に取り組む重要課題と認識すべきだという。
ガートナーによると、「全てがつながり(コネクテッド)、情報が収集され、分析される現在のデジタル社会において、プライバシーを実現することは可能か」という難題に対し、人類は今、答えを見つける必要に迫られているという。
仮想環境と物理環境が融合し、全ての人とモノがつながるデジタル・コネクティビズムの世の中では、個人のあらゆるアクティビティーはデータとして収集される。収集された個人データは、本人が望む望まないにかかわらず、人工知能(AI)やビッグデータ領域のテクノロジーを駆使した分析や推測に使われる。
複雑化するプライバシーに備えるための、4つのチェックポイント
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