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AIで混雑度を自動判定 利用客のピーク時回避などに活用――西菱電機、「混雑度判定AIソリューション」を提供開始
西菱電機は、カメラ画像を基に商業施設や展示会会場などの混雑状況を把握する「混雑度判定AIソリューション」の提供を開始。カメラの画像から人や車両などを検知し、混雑度を自動判定する。利用客のピーク時回避や混雑度に応じたスタッフ増員を図るサービスなどに活用できる。
情報通信機器およびシステムの開発、販売、保守、運用を手掛ける西菱電機は2019年8月22日、AIを活用して人や車両などの混雑状況を把握する「混雑度判定AIソリューション」の提供を開始した。
同ソリューションは、機械学習によって、カメラの画像から人や車両などを検知し、混雑度を自動判定する。解析結果は、インターネット経由でIoTプラットフォームに蓄積し、Webブラウザで閲覧できる他、CSV形式でのデータダウンロードも可能だ。
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