ニュース
5Gネットワークインフラ市場は年平均73.7%で成長、2023年に4000億円規模へ――IDC予測
IDC Japanによると、国内の5Gネットワークインフラストラクチャ市場は、「5G SA」の本格運用が始まる2021年以降に急成長し、2023年には3999億8900万円に達する見通しだという。
IDC Japanは2019年8月27日、国内の5G(第5世代移動通信システム)サービス用ネットワークインフラストラクチャに関する2019〜2023年の市場予測を発表した。2020年の商用サービス開始に向けて、2019年から5Gサービス向け投資が本格化し、国内5Gネットワークインフラストラクチャ市場は2023年に3999億8900万円に達すると予測している。
2019〜2023年の国内5Gネットワークインフラストラクチャ市場の支出額予測。5Gネットワークインフラストラクチャ市場は、5Gサービス基盤に用いられる5G RAN、5Gコアネットワーク、ルーター、イーサネットスイッチ、光伝送装置で構成される(Source:IDC Japan, 8/2019)
5G初期、インフラ整備は限定的なエリアから始まる
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
IoTとAIで森林管理 KDDIらが実証実験を開始
KDDIらは、IoTを活用した森林管理効率化の実証実験を実施する。シカによる植林の食害を防ぐ防鹿柵に振動検知センサー機器を一定間隔で設置し、動物の衝突や風といった防鹿柵の振動原因をAIで推定する。
5G導入に反対する市民運動「われわれはモルモットではない」
人体への深刻な悪影響はないという調査結果に基づき、各国各地で5Gの導入や実証実験が進められている。一方でこれに反対する市民運動により導入を中止した自治体もある。進歩と停滞、どちらを選ぶべきか。
NEC、多様なトラフィックに対応可能な5G向け仮想モバイルコアを開発
NECは、5Gモバイルコアネットワークの構築に向けた仮想モバイルコア製品を開発した。3GPPが標準化するCUPSに準拠し、他社との間で相互接続を確認済み。今後、他のメーカーの装置とも相互接続を実施するという。
5G×MECで“瞬間顔パス”を実現する顔認識システム――NECが「ドコモ5Gオープンラボ OKINAWA」に提供
NTTドコモが沖縄県内に開設した5G技術の検証施設「ドコモ5Gオープンラボ OKINAWA」が、5GとMECの低遅延性を活用したNECの顔認証デモシステムを導入。エッジコンピューティングにより、モバイルネットワーク下でも瞬時の高精細な顔認証を可能にし、イベント会場などへの設置も容易だという。