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IoT機器のプログラム改ざんを高速検知する「軽量プログラム改ざん検知 開発キット」――NECが2019年11月から提供開始
NECは、IoT機器にプログラム改ざんの検知機能を組み込める「軽量プログラム改ざん検知 開発キット」を発表。軽量かつ高速検知が可能で、ハードウェア制約や遅延時間制約の厳しい機器にも実装可能。動作中のプログラムも検査でき、長期間稼働するIoT機器の対策も可能だ。
NECは2019年10月10日、IoT機器のプログラム改ざんを検知する軽量、高速なソフトウェア「軽量プログラム改ざん検知 開発キット」を同年11月1日から提供開始すると発表した。
軽量プログラム改ざん検知 開発キットは、工場、ビル、店舗などのIoT機器制御プログラムや監視カメラ、コネクテッドカー、医療・ヘルスケア分野などのさまざまなIoTシステムに、プログラム改ざん検知機能を組み込める改ざん検知ライブラリ製品。改ざん検知機能の組み込みを省力化できる導入支援ツールと合わせて提供する。利用価格は、年額20万円(税別)から。
3KBの軽量性と2ミリ秒の高速検知を実現
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