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RPAで「何でも自動化」が招く深刻な事態――運用トラブルを防ぐために、組織に知っておいてほしいこと:もう悩まない、RPA運用のポイントは【後編】(1/2 ページ)
RPAを導入する動きが全国で高まる一方、運用トラブルに悩む組織は多い。意外に知られていない運用のコツを抑え、RPAを安全かつ有効に活用するにはどうすれば良いのか。専門家同士の会話から見えてきた答えとは。
業務の効率化や現場の働き方改革に役立てようと、RPAを導入する企業や自治体が増える一方、導入後に持ち上がる運用トラブルの話が後を絶たない。本来なら人手不足に悩む現場の負担を解消するはずのRPAだが、いったんコントロールを失えば、社内の業務が止まってしまうような事態を引き起こす場合もある。トラブル対策は、運用を続ける上で避けて通れない課題だ。
ITmedia エンタープライズ編集部は、RPAの運用問題に詳しい伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)の渥美秀彦氏、日立製作所(以下、日立)の加藤恵理氏、UiPathの明瀬(みょうせ)雅彦氏を迎え、RPAの運用問題をテーマにしたパネルディスカッションを開催した。
アイティメディアで行われたパネルディスカッションの様子。画面奥右から中央にかけて、UiPath株式会社 クライアントソリューション本部 金融法人ソリューション第二部 部長 明瀬(みょうせ)雅彦氏、株式会社日立製作所 アプリケーションクラウドサービス事業部 主任技師 加藤恵理氏、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 広域・社会インフラ事業グループ/マーケティング企画部主任 渥美秀彦氏
本稿の前編では、社内のガバナンスや運用方針を決めずに導入した結果、誰にもコントロールできなくなった「野良ロボ」「暴走ロボ」「放置ロボ」など、実際にあった深刻な運用トラブル事例と、その原因を紹介した。
(前編はこちら)→野良ロボ、放置ロボ、暴走ロボ――深刻なRPA運用トラブルはなぜ起こる? 専門家に現状を聞いた
後編では、そうしたトラブルを事前に回避し、組織がRPAを安全に運用するために知っておくべきポイントをお届けする。
RPA“だけ”を見ないで――専門家が語る「知っておくべきアプローチ」
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