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大学・高専向けにPBL教育者を養成する「PBL導入プログラム」 課題解決型AI教育の実現へ――NECが2020年7月に提供開始
NECは、課題解決型のAI人材教育に向け、大学と高等専門学校でPBL(Project Based Learning)を担う講師を養成する研修プログラム「PBL導入プログラム」を2020年7月から開始する。AIに関する専門知識、データ利活用プロセスなど、PBL教育に必要な知識の習得を目指せる。
NECは2019年12月17日、課題解決型AI教育を実現するPBL(Project Based Learning:自ら問題を発見し、解決する能力を養う教育手法)を担う講師を養成する「PBL導入プログラム」を2020年7月から提供開始すると発表した。課題解決型AI教育を行う大学と高等専門学校を対象に、3年間で国内70校への提供を目指す。
PBL教育に求められる知識を3カ月間で習得、具体的には?
同プログラムは、大学生と高等専門学生向けにPBLを実施する講師を養成する研修プログラム。AIに関する専門知識、データ利活用事例、データ利活用プロセスなど、PBLを実施するために必要な知識を習得するためのカリキュラムで構成され、全国8カ所で年2回(期間:3カ月間、42時間)開催する。
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