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日本年金機構、財産調査務の電子化による業務効率化の検証を開始 預貯金照会の電子化サービス「pipitLINQ」を活用
日本年金機構は、財産(預貯金状況)調査業務にNTTデータの「pipitLINQ」を導入し、預貯金などの照会業務を電子化する実務検証を実施する。財産調査業務に関わる一連の流れを電子データで行い、作業時間の削減効果、口座の特定結果、照会結果などを検証する。
NTTデータは2020年1月15日、埼玉りそな銀行、横浜銀行、川崎信用金庫の協力のもと、日本年金機構が行う財産(預貯金状況)調査業務に、NTTデータが提供する預貯金などの照会業務の電子化サービス「pipitLINQ(ピピットリンク)」を活用する実務検証を2020年2月から実施すると発表した。
行政機関と金融機関をつなぐpipitLINQとは?
pipitLINQは、行政機関と金融機関をつなぎ、行政機関から金融機関への預貯金などの照会業務をオンライン化する全国統一型のサービス。行政機関と金融機関の双方が導入することで、導入機関間で電子データによる預貯金などの照会が可能になる。
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