LINE、AI技術を活用したSaaS「LINE BRAIN CHATBOT」「LINE BRAIN OCR」を提供開始
LINEは、同社のAI技術を活用したSaaS「LINE BRAIN CHATBOT」「LINE BRAIN OCR」の提供を開始した。AIソリューション「LINE BRAIN」のAI技術を利用した「NAVER Business Platform」のサービスとして提供する。
LINEは2020年1月22日、兄弟会社で韓国NAVERグループ傘下のNAVER Business Platformが、LINEのAI技術を活用したSaaSサービス「LINE BRAIN CHATBOT」と「LINE BRAIN OCR」の提供を開始したと発表した。
日本国内からの利用は、LINE BRAINの公式のWebサイトから申し込める。
LINEでは、自社で培ってきたAI技術を外部企業などに提供するサービスとして、AIソリューション事業「LINE BRAIN」を2019年7月に開始。チャットbot、文字認識(OCR)、音声認識、音声合成、画像認識などのAI技術を提供している。2019年11月には、AI電話応対サービス「LINE AiCall」の実証実験を実店舗で開始した他、同社の技術カンファレンス「LINE DEVELOPER DAY 2019」で顔認証を用いた受付を実施するなど、実用化に向けた実験、開発を進めている。
今回提供を開始したLINE BRAIN CHATBOT、LINE BRAIN OCRは、こうしたLINE BRAINのAI技術を、兄弟会社で韓国NAVERグループ傘下のNAVER Business Platformに提供して実現。NAVER Business Platformのサービスとして、同社のクラウドプラットフォーム「NAVER CLOUD PLATFORM」上で提供される。
自然言語処理技術に基づき、手書きの文字や自然な会話のやりとりにも対応
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