ニュース
2020年以降、IT人材戦略はプロファイルベースに転換、「隠れた人材」の獲得が課題――ガートナー予測
ガートナーによると、2020年以降、デジタルビジネスを推進する上で不可欠なIT人材の獲得には、「プロファイルベース」の人材戦略が鍵になる。さらに国内企業にとっては、急増が見込まれる「隠れた人材」の獲得が課題になるという。
ガートナー ジャパンは2020年3月3日、2020年以降のIT人材戦略に関する展望を発表した。IT人材不足の悪化が見込まれる中、企業は、従来の常識にとらわれない斬新なIT人材戦略を導入する必要があるという。
優秀なIT人材の獲得は、デジタルビジネスの推進を成功に導く最大の要因の一つと考えられている。ガートナーが2019年に世界のCEO(最高経営責任者)や上級経営陣を対象に実施した調査によると、ビジネス戦略の実現に向けて改善すべき組織的能力の第1位は「人材管理」であることが分かった。
「スキルベース」から「プロファイルベース」へ、人材戦略の転換が求められるワケとは?
関連記事
- CXに取り組んでいる国内企業は17.4%、世界に後れる日本――ガートナー調べ
ガートナーの調査によると、カスタマーエクスペリエンス(CX)に取り組んでいる企業は、「検討中」を含めても17.4%と、全体の2割に満たないことが判明。国内企業のCXの取り組みは、2017年の調査開始以来、依然として進んでいない現状が浮き彫りになった。 - ガートナーが調査結果発表 日本企業のデジタル化は世界からの遅れが拡大
ガートナー ジャパンは「優秀な人材を育成してイノベーションを始めるべきだ」と指摘している。 - 日本マイクロソフトはDXについてビジネスリーダーに何を訴えたか
日本マイクロソフトがビジネスリーダー向けにDXをテーマにしたイベントを開いた。テクノロジーベンダーの同社が、ビジネスリーダーに果たして何を訴えたのか。 - ガートナーが調査結果発表 日本企業のデジタル化は世界からの遅れが拡大
ガートナー ジャパンは「優秀な人材を育成してイノベーションを始めるべきだ」と指摘している。 - カスタマーエクスペリエンスに大きな影響をもたらす5大「先進技術トレンド」とは
ガートナー ジャパンは今後3年間で企業のCXプロジェクトに大きな影響をもたらす先進技術トレンドのトップ5を発表した。AIや仮想顧客アシスタント/チャットbot、マルチチャネル顧客エンゲージメントなどが挙げられた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.