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コロナ対策で問われるBCM(事業継続管理) 5ステップでビジネスレジリエンスを高められる――ガートナーが提言
新型コロナウイルス感染症の拡大による事業の停滞、中断が続く中、企業に求められるBCM(事業継続管理)と、CIOがとるべきアクションとは? ガートナーによると、5段階のアプローチによるレジリエンス(回復力)の強化が鍵になるという。
ガートナーは2020年3月25日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行が続く中で、企業が事業を継続するための鍵は、戦略的かつ体系的な5段階のアプローチに従って「ビジネスレジリエンス(回復力)」を高めることにあるとの見解を発表した。
ガートナーによると、リソースとプロセスの継続性に重点を置いた従来型のBCP(事業継続計画)を策定する企業は多いものの、ビジネスモデルはそこから除外しがちだという。しかし、COVID-19の世界的大流行といった外的事象に際しては、ビジネスモデルそのものが企業のオペレーションの継続を脅かす可能性がある。
デジタルテクノロジーとケイパビリティー(企業成長の原動力となる組織的能力)は、ビジネスモデルのあらゆる側面に影響を及ぼし得る。そのため、CIO(最高情報責任者)は、これを活用して既存のビジネスモデルのレジリエンスを高め、自社のオペレーションを継続させるプロセスにおいて、重要な役割を果たすとしている。
ビジネスレジリエンス(回復力)を高める5段階のアプローチとは?
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