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デル、エッジコンピューティングサーバの新製品「Dell EMC PowerEdge XE2420」とサーバ管理の新機能を発表
デル テクノロジーズのエッジコンピューティング向けサーバの新製品「Dell EMC PowerEdge XE2420」が発表された。低レイテンシで負荷の高いエッジアプリケーションにも対応する。併せてテレメトリーデータストリーミングによるサーバ管理ツール「Dell EMC iDRAC9 Datacenter」の提供も開始する。
デルとEMCジャパン(デル テクノロジーズ)は2020年06月29日、エッジコンピューティング用のラックマウント型サーバ「Dell EMC PowerEdge XE2420」と、サーバ管理にテレメトリーデータのストリーミング機能を追加する「Dell EMC iDRAC9 Datacenter」ライセンスを発表した。ともに2020年7月1日から提供を開始する。
「Dell EMC PowerEdge XE2420」で実現するエッジコンピューティングとは?
エッジコンピューティング用サーバ「Dell EMC PowerEdge」ファミリーの最新モデルとなるDell EMC PowerEdge XE2420(以下、PowerEdge XE2420)は、奥行き483.95ミリ×幅444ミリ×高さ86.92ミリと、奥行きが浅く、2Uサイズのコンパクトな2ソケットサーバ。
スペースが限られるうえ、データセンター内と比べると過酷なエッジ環境での運用を念頭に設計されており、動作温度に高い許容度を備える(5℃から40℃での長時間運用が可能)他、オプションで防塵(じん)フィルターベゼルも利用できる。また、米国の電気通信機器に適用される品質、安全、信頼性の評価規格「NEBS(Network Equipment-Building System)」に認定されている。
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