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ハイブリッドクラウドとAdobe製品で柔軟なCX提供をサポート――Adobe、IBM、Red Hatが戦略的パートナーシップを締結
Adobe、IBM、Red Hatの3社は、顧客体験の変革を促進するための戦略的パートナーシップを発表した。ハイブリッドクラウド環境と顧客体験管理(CXM)ツール「Adobe Experience Manager」などを活用し、柔軟性とスピード感のある顧客体験(CX)を提供できるよう支援する。
Adobe、IBM、Red Hatは2020年7月21日(米国時間)、顧客体験(CX)の変革を促進するため、戦略的パートナーシップを締結した。企業がカスタマージャーニー全体でパーソナライズされたCXを提供し、エンゲージメント、収益性、ロイヤルティーの向上を促進できるように支援する。
CXの提供に不可欠なデータ駆動型マーケティングでは、データ保護やセキュリティ順守を最優先にしながら顧客の要求にいかに応えるかが重要になる。銀行やヘルスケアといった重要な顧客情報の取り扱いに関する規制が厳しい業界では、特に厳しい要件が求められる。
今回のパートナーシップでは、ハイブリッドクラウドとAdobe製品を組み合わせたサービスの提供により、このような課題に対応。規制の厳しい業界を中心とした企業が、柔軟性とスピードを持って優れたデジタル顧客体験を提供できるように支援する。
具体的な施策としては、「ハイブリッドクラウドに対応した柔軟性のあるデプロイメント」「Adobe製品を金融サービス基準で提供」「AdobeとIBMのサービス連携」に重点的に取り組む。
パーソナライズされたCXを提供するデプロイメント環境とは?
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