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三井物産流通HDとNTT Com、ブロックチェーンやIoTを活用した「サプライチェーンDX」の共同実証で合意
三井物産流通ホールディングスとNTTコミュニケーションズは、NTTのブロックチェーン技術とRFIDなどのIoTを活用した「サプライチェーンDX」の共同実験を実施する。商品やモノの流れを管理する「サプライチェーン情報基盤」を構築し、サプライチェーンの全体最適化や課題解決を目指す。
三井物産流通ホールディングス(以下、三井物産流通HD)とNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は2020年8月17日、ブロックチェーンとIoT(Internet of Things)技術を活用した「サプライチェーンDX(デジタルトランスフォーメーション)」に関する実証実験を2020年秋から共同で実施すると発表した。
ブロックチェーンとIoT技術を用いて商品やモノの流れを管理する「サプライチェーン情報基盤」と、企業間取引をデジタル化する「コネクティッドバリューチェーンを実現する基盤」との連携により、サプライチェーンの全体最適化や課題解決を目指す。
サプライチェーンDXを実現する仕組みとは?
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