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コロナ禍に便乗する脅威に対抗 ガートナーがセキュリティの最重要課題を発表
ガートナー ジャパンによると、2020年は世界的なパンデミックの状況に乗じて脆弱性を突く新たな攻撃が顕在化した。進化する脅威に俊敏に対応するには、エンドポイントの保護と検知/対応機能を組み合わせたソリューションの活用が望ましいという。
ガートナー ジャパン(以下、ガートナー)は2020年9月28日、情報セキュリティの脅威環境に関する最新の調査結果を発表した。
それによると、脅威は進化し続けており、今後3〜5年内に情報セキュリティ組織に影響を及ぼす最大の推進要因になることが明らかになったという。
なお、この調査結果は、米ガートナーが北米、西欧、アジア太平洋(APAC)地域で2020年3〜4月にオンラインで実施した「セキュリティとアイデンティティー/アクセス管理(IAM)の採用状況」をまとめたもの。調査は、年間売上高が5億ドル未満の企業に属するマネジャー以上の職位(Cレベルを除く)に就き、組織のリスクマネジメントを主たる職務とするリーダーを対象に行われ、405人が回答した。
コロナ禍で浮き彫りになる新たなセキュリティリスクとは?
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