オンワード樫山、ワークフローの電子化で申請/承認フローを9割効率化
アパレル製造小売などを手掛けるオンワード樫山は、SBテクノロジーのクラウド型のワークフローサービス「Flow」を導入し、申請/承認業務の効率化を図った。従来日数を要していた申請処理が最短10分で完了するようになり、申請/決裁処理の業務負荷が8〜9割軽減された。
SBテクノロジー(以下、SBT)は2020年10月23日、オンワード樫山に申請/承認業務を効率化するクラウド型のワークフローサービス「Flow」を導入したと発表した。
オンワード樫山は、国内大手ファッション企業グループのオンワードホールディングス傘下で、「23区」「組曲」「ICB」「自由区」など多くのブランドを有するアパレル関連事業会社。近年はアパレル事業だけでなく、お取り寄せグルメ・食品通販サイト「オンワード・マルシェ」などのECプラットフォーム事業にも参入している。
同社は2017年に、オンプレミス環境に構築/運用していたメール/グループウェアシステムを全面刷新してMicrosoftの「Office 365」に移行するプロジェクトを始動。「Microsoft SharePoint」で全社ポータルサイトの作成や、「Microsoft Teams」を活用したモバイル対応のコミュニケーション/コラボレーション環境を構築し、2018年12月からオンワード樫山、オンワード商事など、オンワードグループの主要事業会社で運用を開始するなど、クラウド化を進めてきた。
しかし、申請処理の多くを紙の書類で行っていたため、申請の承認状況が見えない、拠点をまたぐ決裁に時間がかかるなどの課題を抱えており、決裁のスピード化とワークフローの電子化が急務になっていたという。
申請/承認業務の効率化に向けた「Flow」採用の決め手は?
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