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マイクロソフト デジタルトラストの実現に向けコンプラ分野のエコシステムを構築

日本マイクロソフトは、「Microsoft Digital Trust RegTech Alliance」を発足した。デジタルトラストに関するコンプライアンス分野の枠組みを構築する。法令順守に関して強みを持つパートナー企業と大手法律事務所などが参画する。

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 日本マイクロソフト(以下、マイクロソフト)は2020年10月27日、法令順守とコンプライアンスに取り組むためのエコシステムとして「Microsoft Digital Trust RegTech Alliance」を発足した。同社に加えて、法令順守やコンプライアンスに関するさまざまな分野に強みを持つパートナー企業19社と大手法律事務所6つを含む、合計26組織が参画する。

 マイクロソフトによると「RegTech」は、日々変化し続ける法令やコンプライアンスに対して、ITを利用して柔軟で効率よく対応する「Regulation」と「Technology」を掛け合わせた造語だという。

 マイクロソフトは「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、企業のIT環境が急激に変化し、信頼性の確保に関する2つの課題が浮き彫りになった」と指摘する。

 1つは、サイバー空間における信頼性の確保だ。マイクロソフトによると、従来、社外からの企業の業務システムにアクセスさせるのは一部の業務に限定されてきた。しかし、現在は大半の業務がリモートアクセスで実施できるため、業務システム全体のセキュリティの信頼性を確保する必要がある。

 もう1つは、デジタル化に伴う信頼性の確保だ。企業が持つ資産をデジタル化することでデータ共有が進み、生産性が向上する一方で、意図しないデータの複製やなりすましといった新たなリスクも生まれた。資産を適切に管理し、ユーザーアカウントやアプリケーションデータなどの信頼性を確保するニーズが企業間で高まっている。

企業のデジタルコンプライアンス強化へ 法律事務所との共同オンラインセミナーも開催予定

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