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米国からの“脅威”扱いがきっかけ カスペルスキー氏が「透明性」確保に挑んだ3年間を語る(2/2 ページ)

国同士の緊張が高まる中、ユーザーがIT製品の信頼性や透明性への懸念を訴える事例が出てきた。そんな中、米国政府に「使用禁止通達」を出されたことをきっかけに、自社製品の安全性や透明性をユーザーから見えるようにしようと取り組み始めたのがロシアのセキュリティ企業、カスペルスキーだ。その中身について、CEOのカスペルスキー氏をはじめとする幹部が語った。

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安全性を確保する取り組み メインの「5つの柱」とは

 続けてアブドゥラシトフ氏がGTIの進捗状況について説明した。同氏によれば、GTIは、もはやブラックボックスではないという「透明性」、信頼性を確認する「検証」、いつでもベンダーやテクノロジー、データ処理の在り方についての情報にユーザーがアクセスできるようにする「説明責任」という3つの要素で構成される。「3つの要素を通じて、利用者や法規制担当者らに安心を提供していきたい」と、同氏は話す。

 一方、GTIの具体的な取り組みは、5つの柱で構成されている。

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