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日本企業のクラウド利用は普及、拡大フェーズへ 一方で課題も――ガートナー調べ
ガートナーの調査によると、日本企業のクラウド利用率はクラウド種別で前年比4ポイント増の平均22%となった。
ガートナー ジャパン(以下、ガートナー)は2021年6月14日、日本企業におけるクラウドコンピューティング(以下、クラウド)に関する2021年の調査結果を発表した。
同調査は、日本の企業や組織がITに関して抱えるさまざまなニーズや課題を分析するために同社が毎年行っているもの。2021年の調査では、日本企業のクラウド利用は普及・拡大に向けた“次のステージ”に進んだことが明らかになったという。
国内企業のクラウド利用は平均で前年比22%増加 その理由は?
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