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Snowflakeとは? 次世代DWHを超えたData Cloud構想と国内展開の現在
著名なDBエンジニアらが結集して作られた「Snowflake」は、今まで「次世代DWH」と呼ばれることが多かったが、マルチクラウドに対応し、クラウドネイティブなデータ交換基盤としての特徴も備えつつある。Data Cloud構想と国内展開の状況は。
Snowflakeは今まで「次世代データウェアハウス」として紹介されることが多かった。だが現在は「Data Cloud」をコンセプトを示し、マルチクラウドに対応したクラウドネイティブなデータ交換基盤としての特徴を強く押し出しつつある。
クラウドでのデータ交換基盤としては先行する「AWS Data Exchange」においても国内での採用事例が出てきた。また、2021年6月にはSAPも自社顧客間のデータ交換基盤をクラウドで提供する構想を発表している。
Snowflakeは日本市場対応を本格化すべく、2020年11月にドキュメントの日本語化やSmowVillageコミュニティーの立ち上げ、技術者養成トレーニングの日本語での提供を発表していた。2021年下半期からは新たに日本語のテクニカルサポートの体制も整える予定だ。
なぜSnowflakeなのか、RedshiftやBigQueryと何が違うか
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