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小林製薬がシステム内製化 ローコード開発基盤を採用した理由は
小林製薬は、DXに向けてシステムの内製化を進め、その開発基盤に「OutSystems」を採用した。開発担当者を増やしつつ、適用範囲を全社拡大する予定だ。
OutSystemsジャパンは2021年7月13日、小林製薬がローコード開発基盤「OutSystems」を採用したと明らかにした。小林製薬は、デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けてシステムの内製化を進めており、OutSystemsを開発基盤にする。
これまで小林製薬は、システムの開発や改善を外注していたが、起案から運用開始までに数カ月から半年かかっていた。同社は、外注の契約終了を契機に、より迅速にアプリケーションを開発し、経営により貢献できるシステムの在り方を模索しはじめたという。
ローコード開発に着目 内製化へつなげた道のり
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