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紙印刷を「大幅」削減 花王が決算業務の効率化に向けSAPのクラウドプラットフォームを採用
花王は、決算業務の効率化に向けたプラットフォームとして、ブラックラインとSAPの共同ソリューション「SAP Account Substantiation and Automation by BlackLine」を採用し、稼働を開始した。同社の働き方改革とDXを実現する取り組みとは。
ブラックラインとSAPジャパンは2021年9月28日、花王が決算業務のプラットフォームとして「SAP Account Substantiation and Automation by BlackLine」(BlackLine)を採用したと発表した。
花王は、2021年度に「花王グループ中期経営計画K25(Kao Group Mid-term Plan 2025)」を策定した。同社はこの計画の実現に向けて「活動生産性を2倍にする」という目標を掲げ、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいる。
SAPジャパンによれば花王は、この一環として会計財務部門で、EVA(Economic Value Added:経済的付加価値)やERP(Enterprise Resource Planning:企業資源計画)の導入、IFRS(International Financial Reporting Standards:国際財務報告基準)の適用などの取り組みを進めてきたが、決算業務や請求書払いなどの分野では手作業による処理が多く残っていたという。
BlackLineの導入で紙印刷を「大幅」削減 業務効率化の詳細とは?
SAPジャパンによれば、花王は決算業務で特に以下の課題を抱えていたという。
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