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アバターで会議に参加、マイクロソフトが「Mesh for Microsoft Teams」を2022年に提供開始
Microsoftは「Mesh for Microsoft Teams」の提供を開始する。Microsoft MeshのMR機能とTeamsのツールを融合し、仮想空間の会議にアバターで参加できるという。
Microsoftは2021年11月4日「Mesh for Microsoft Teams」を2022年に提供開始予定だと発表した。ユーザー同士が離れた場所から共同作業できるホログラフィック技術「Microsoft Mesh」のMixed Reality(MR:複合現実)機能に、オンライン会議やチャット、ドキュメントの共同作業などを可能にする「Microsoft Teams」(Teams)の機能を融合し、Teamsのオンライン会議にアバターで参加できる。
仮想空間の会議に“アバター”で参加? MSが提唱するメタバースの中身は
Microsoftは、同製品の発表に至った背景に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として普及したテレワークの傾向2つを挙げる。1つ目は、テレワークする従業員の生産性が高いことだ。2つ目は、テレワーク中は同僚や仕事相手のプライベートな部分が見えず、人間関係やキャリアを築く機会が減ったことだ。
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高齢化や医療の過疎化が進むへき地や離島に専門医療を提供する――。MicrosoftのクラウドやAI、MRの最新技術を使った遠隔医療の取り組みが、離島の多い長崎県で進んでいる。高精細な映像を使ってリウマチ患者を診断でき、医師も患者も長距離を移動せずに済む。日本マイクロソフトの幹部が「世界初では」と語る取り組みは、遠隔医療をどう変えるというのか。
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