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日立エナジーがエネルギー取引に向けたリスク管理ソリューションを提供開始:CO2排出権や非化石価値証書なども管理
日立エナジーは、日本のエネルギー市場参加者に向けて「TRMTracker」の提供を開始する。TRMTrackerは、エネルギー取引に向けたリスク管理ソリューションで、取引登録やデリバリーからリスク評価、決済までのビジネスプロセスを自動化する。
日立エナジーは2021年12月23日、エネルギー取引・リスク管理(C/ETRM)ソリューション「TRMTracker」の日本市場向け提供を開始すると発表した。日立エナジージャパンが日本における事業を統括する。
自由化で激化する競争の中で、取引リスクを管理
欧米のエネルギー企業で多くの採用実績を持つTRMTrackerは、取引登録やデリバリーなどのフロント業務からリスク評価やレポーティングなどのミドル業務、決済や会計などのバック業務までのビジネスプロセスを自動化する。1つのプラットフォームで取引業務、リスク管理、環境指標、法令順守を低リスクかつ低コストで管理できる。
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