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UiPathが2022年トレンドを予測 「自動化の競争」を制するのは?
UiPathは、自動化に関するレポート「2022年予測:加速する自動化」を発表した。2022年に自動化は、エンタープライズ環境全体にわたり新しい技術へと加速すると予測し、自動化における10のトレンドを挙げた。
UiPathは2021年12月15日(現地時間)、自動化に関するレポート「2022 Trends: Automation Accelerates」(2022年予測:加速する自動化)を発表した。
「新しい自動化層」が組織のプロセスを変える
同レポートは自動化のトレンドとして以下の10項目を挙げる。
トレンド1 CIOが自動化の手綱を握る
UiPathは、企業は投資の拡大につれて、経営陣は資金が戦略的に使われているかどうかを確認したいと考えていると指摘する。経営陣は全社的な自動化機能を、集中管理や可視性、制御とともに提供する戦略を求め、CIO(最高情報責任者)はこれらの任務を遂行するために任命されるという。また、経営陣は収益面にも目を向けて、収益拡大やビジネスチャンスの支援に自動化を活用できるかどうかを問うようになったと指摘する。
UiPathは、CIOは2022年に以下の4つの課題に注力することになると見る。
- どのような自動化技術を標準化するか
- 中央集権的な取り組みと個人的な取り組みのバランスをどう取るか
- 作り上げるべき組織能力は何か
- ガバナンスやセキュリティ、質をいかに確保するか
トレンド2 自動化プラットフォーム統合の競争でRPAが勝利する
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