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産業別クラウドのトレンドにどう答える? Oracle ERPが出した意外な答え(2/2 ページ)

Oracleは業界特化型のSaaS ERPブームにどう対峙するのだろうか。OCIを含む「フルスタッククラウド」を強みとする同社は、専門性と標準化、アジリティのバランスをどう取る考えだろうか。国内企業の動向と合わせて展望を探る。

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「業界特化ERPよりも機動力が高い」汎用フルスタッククラウドサービスで産業別クラウドの攻略を目指す

 ガートナーは2022年に日本企業が注目すべきクラウドコンピューティングのトレンドとして、「分散クラウド」「Kubernetes」「IaC(Infrastructure as Code)」などの技術キーワードを挙げ、ビジネス領域で「インダストリークラウド」(特定業界向けクラウド)を挙げた。インダストリークラウドは各産業に特有の規制、技術要件やユースケースに対応するクラウド部品をあらかじめ包括的に組み合わせて提供するものだ。

 インダストリークラウドが求められる背景には、クラウドがキャズムを超えメインストリームに入ったことで、市場をけん引するのがITエンジニアではなくさまざまな事業主体に変化したことが挙げられる。ガートナーは、今後クラウドベンダーのビジネスの相手がITエンジニアから「ビジネスバイヤー」になるとの仮説を立てている。

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