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IBMが運用自動化ポートフォリオを拡充 ソフトウェアライセンス管理もAIOpsに

IBMが新たな自動化ソリューションを発表した。APM、ARMに続き、ライセンス管理も、オンプレミスからクラウドまでを自動で可視化して管理できるようになる。

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 IBMは2022年3月15日、ソフトウェアライセンスのコンプライアンスを自動化する新たなAIOps(Artificial Intelligence for IT Operations:AIによるIT運用)ソリューションを発表した。

ハイブリッド/マルチクラウドにのソフトウェア資産管理のリスクとコスト

 パブリッククラウドやプライベートクラウド、オンプレミス環境を組み合わせたハイブリッド/マルチクラウドを採用する企業において、分散するIT資産の管理は複雑で時間がかかるタスクになっている。管理が十分でない場合はコンプライアンスリスクを負う可能性があり、また適切な利用状況管理ができてない場合はコスト負担の増大にもつながる可能性がある。

 ソフトウェアライセンス管理ソフトウェアベンダーであるFlexeraの調査によると、典型的なIT支出予算の34%がソフトウェアとSaaS(Software as a Service)に関するもので、これらの製品の管理を向上させ、使用頻度の低い製品や未使用の製品の再利用を改善する方法に重点を置く必要があると回答した割合は半数近くを占めた。

 今回IBMが発表したのはAIOpsの中でもソフトウェアライセンス管理の自動化を進めるものだ。同社自動化ポートフォリオを強化しアプリケーションリソース管理ツール「Turbonomic」とAPMツール「Instana」の戦略的買収や長年にわたるAIの研究開発を補完するものと位置付けられる。

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