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IBMが化粧品大手ポーラ・オルビスのハイブリッドクラウド活用を支援 グローバル経営基盤が稼働開始
ポーラ・オルビスホールディングスは、同社のグローバル経営基盤の稼働を開始した。同基盤導入によって経営分析による迅速な判断や、ガバナンスの強化、業務の標準化と効率化を図る。IBMが同基盤の構想策定からシステム導入、保守運用までを支援する。
日本IBM(以下、IBM)は2022年4月14日、「POLA」や「ORBIS」「THREE」などを展開する化粧品大手ポーラ・オルビスホールディングスのグローバル経営基盤が同年1月に稼働を開始したと発表した。
IBMは今回、グローバル経営基盤を構築するに当たって「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning」と、その製品群であるエンタープライズ・データ管理「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management」を採用した。構想策定からシステム導入、保守運用まで、エンドツーエンドで支援する。
グループ各社が管理していた情報を一元化
ポーラ・オルビスは「マルチブランド戦略」を掲げ、これまでグループ各社が会計や経営管理情報を独自に管理していた。しかし、近年の国内外における事業拡大を受けて、ブランドをまたがるグループ経営やグループ間のシナジー創出に向けてグループ全体で会計や経営情報を管理する必要が出てきた。
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