検索
コラム

一般従業員にも「ホワイトハッカー教育」編集部コラム

企業のセキュリティ対策や教育はセキュリティ先任者や責任者への教育だけでは間に合わなくなりつつあるようです。非IT人材の一般従業員にもハッカーの攻撃手法をしっかり学ばせる組織が出てきました。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 1カ月ほど前にGMOグループが全従業員約7000人に「ホワイトハッカー教育」を始めるとした新聞報道が話題になりました。見出しだけを見ると、従業員全員をホワイトハッカーに育成するのかと早合点したのですが、実際はもちろんそういうわけではありません。

 GMOインターネット広報によると「GMOサイバーセキュリティ byイエラエが中心となって作成したホワイトハッカー研修プログラムを、GMOインターネットグループ全パートナー(従業員)約7000人全員受講予定」とのことです。研修対象にはもちろん、経理や人事などのIT部門の所属ではない従業員も含まれます。

 GMOサイバーセキュリティ byイエラエ(旧イエラエセキュリティ)はホワイトハッカー集団によって設立された企業として知られていました。同社がGMOインターネットグループと資本業務提携を発表したのが2022年1月です。同社は所属するホワイトハッカーやその協力者らによる技術コミュニティーを強みとしているといいます。

※本稿は2022年5月30日配信のメールマガジンに掲載したコラムの転載です。購読はこちら


非セキュリティ人材にこそハッカー教育が必要な理由

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る