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IBMの調査で判明 AIを活用する企業が「3分の1」に上昇
IBMの調査によると、世界の企業の3分の1以上(35%)がビジネスにAIを活用しており、大企業と中小企業のAI導入率の差が拡大していることが分かった。AI実装で浮かび上がった課題とは。
日本IBMは2022年7月12日、企業のAI(人工知能)導入についての調査レポート「世界のAI導入状況 2022年(Global AI Adoption Index 2022)」の日本語版を発表した。
同調査は、世界19カ国の企業の、IT関連の意思決定に何らかの知識/影響力を持つ経営層7502人を対象に2022年3月30〜4月12日の間実施された。
企業がAIに特に期待を寄せる分野は?
今回の調査によると、AIの導入は世界的に確実に進んでおり、ほとんどの企業がすでにAIを利用しているか、利用する予定であることが分かった。
世界の企業の3分の1以上(35%)が「現在、業務にAIを活用している」と回答。この割合は、前回の2021年調査時と比べて4ポイント上昇した。さらに、42%は「現在、AIの導入を検討している」と回答した。
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