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SOMPOがWindows 365でDXを推進 5つの注力領域とは(1/2 ページ)

SOMPOホールディングスは5つの注力領域でWindows 365を活用している。なぜ同サービスを選んだのか。どのように活用しているのか。

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 日本マイクロソフトは2022年11月17日、「ハイブリッドワーク 2022 シーズン2」を開催し、クラウドPC「Windows 365」を活用したSOMPOホールディングスの事例を紹介した。

 Windows 365は「Windows」をSaaSとして利用できるクラウドPCであり、高可用性を実現したスケーラブルな仮想マシンだ。クラウドには独自のパーソナルPCがあり、利用者はあらゆるデバイスでどこからでもアクセスできる。

SOMPOホールディングスのDX推進事情

 SOMPOホールディングスは「安心・安全・健康のテーマパーク」をブランドスローガンに掲げ、国内損保事業や海外損保事業、国内生保事業、介護・シニア事業を中心に展開する。2022年度の利益見通しは2600億円だ。

 同社が2021年4月から新たにスタートしたのが、デジタル事業だ。

 SOMPOホールディングスは独自の「リアルデータプラットフォーム」(RDP)を持つ。既存事業から取得したリアルデータとパートナー企業が保有するノウハウやテクノロジーを組み合わせ、サブスクリプション型のソフトウェアソリューションを外部に提供する事業だ。

 同社はこの取り組みを推進するために、「事業間の連携」「これまでにない新たな顧客価値の創出」「新たな顧客との結び付き」を生み出す仕組みを構築した。最終的にはエコシステムを形成し、それを活用したプロセスで社会課題解決への貢献や中長期的な利益成長を目指す。


新たな顧客価値の創造に向けた計画(出典:SOMPOホールディングス提供資料)

 SOMPOホールディングスの松本匡史氏(デジタル・データ戦略部 課長代理)は「月次や日次といったデータだけでなく、より鮮度の高いデータを活用して社会貢献を目指す。各事業でテーマを掲げてソリューションの早期具現化を進め、外販および収益化を目指す」とする。

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