元VMware幹部や元Red Hatのリーダーを幹部に迎え入れてFinOpsに本気 Apptioの思惑
FinOpsへ注力する企業が増えている。Apptioは今回、元VMware幹部や元Red Hatのリーダーなどを採用し、FinOps製品を提供するCloudwiryを買収した。両社は今回の買収をどのように捉えているのか。
TBM(Technology Business Management)ソリューションを手掛けるApptioは2022年1月9日(現地時間)、FinOpsのマーケットリーダーであるCloudwiryを買収したと発表した。Apptioの2022年1月4日の発表によれば、同社は元VMware幹部であるアジャイ・パテル氏(現ApptioのCOO(最高執行責任者))や元Red Hatのリーダーであるマーガレット・ドーソン氏(現Apptio CEOのチーフオブスタッフ)などがApptioに参画して以降、FinOpsやTBMへの投資を強化しているようだ。
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両社の思惑は
ApptioでCEO(最高経営責任者)を務めるサニー・グプタ氏は、今回の買収に関して「マクロ経済で逆風が続く中、パブリッククラウド支出を管理するための可視性や最適化、自動化はユーザーにとってますます重要になっている。Cloudwiryが組み合わさることで、リザーブドおよびセービングプランにおける比類のない可視性や洞察、計画、最適化、自動化機能を提供でき、ユーザーが最も効率的なクラウドインフラストラクチャを展開して、イノベーションを促進し、ビジネスニーズを満たすための取り組みを支援できる」とする。
Cloudwiryの創設者兼CEOであるアビタヤ・ダッタ氏は買収を受け、「ApptioとCloudwiry製品の間には強力な相乗効果があるだけではなく、ユーザーが生産性を高め、無駄を減らし、コスト削減を実現できるよう支援するという情熱も共有している。Cloudwiryはリザーブドインスタンスやセービングプランなどのクラウドコスト管理を自動化するように構築されており、FinOpsの担当者はより重要な優先事項に時間を集中でき、企業はカバレッジと利用率の向上でより有意義に最適化に取り組める」としている。
両社は、世界中のユーザーがクラウドおよびハイブリッド環境で財務や運用の卓越性確立できるように支援していくようだ。
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