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NTTドコモが顧客情報流出を公表 漏えい件数は最大で約529万件に上る可能性
NTTドコモは業務委託先企業のPCから顧客情報が流出した可能性があると報告した。漏えいした情報の件数は最大で約529万件に上るという。
NTTドコモは2023年3月31日、「ぷらら」および「ひかりTV」などに関する業務を委託している企業で、業務PCから顧客情報が流出した可能性があると報告した。同社のネットワーク監視によって発覚したとしており、現時点において顧客情報の不正利用などの事実は確認されていないという。
最大約529万件の顧客情報が漏えいか
NTTドコモは2023年3月30日に、業務委託先の企業で業務PCから個人向けインターネット接続サービス(ISP)「ぷらら」および「ひかりTV」の顧客情報の流出した可能性があることを確認した。
流出した可能性があるのはISP「ぷらら」および「ひかりTV」の顧客情報で最大約529万件に上る。具体的には氏名や住所、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、フレッツ回線ID、顧客番号で、クレジットカード情報および金融機関口座情報などの決済関連情報は含まれていないという。
NTTドコモは事象確認後、流出元と想定されるPCをネットワークから隔離した。同社は現在も調査を継続しており、今後新たな情報が判明次第、随時公表する予定だ。
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