TOPPANがS/4HANAとSAP BTPで業務生産性を2倍に 今後の目標は
TOPPANホールディングスがS/4HANAとSAP BTPで業務生産性を2倍にした。同社の今後の目標とは。
SAPジャパンは2023年12月4日、TOPPANホールディングスがシステム基盤のモダナイゼーションを通じて経営基盤を強化することを目的に、「SAP S/4HANA」(以下、S/4HANA)および「SAP Business Technology Platform」(以下、SAP BTP)の稼働を開始したと発表した。
TOPPANがS/4HANAとSAP BTPで業務生産性を2倍に
TOPPANホールディングスはDX(デジタルトランスフォーメーション)とSX(サステナブルトランスフォーメーション)を通して、企業価値最大化に向けた取り組みを推進している。この方針の下、「デジタル事業の強化を含む事業ポートフォリオの変革」「ESGへの取り組み深化」「経営基盤の強化」を重点施策に掲げ、事業の変革や経営基盤強化に注力してきた。
経営基盤の強化では、経営とシステムの一体化や経営情報の一元化を目指し、S/4HANAとSAP BTPを採用した。S/4HANAは、会計業務および管理業務を担う基幹システムとして、SAPのサポートサービス「premium engagements」を活用して導入された。SAP BTPは、アプリケーション開発やプロセス自動化を実現するビジネス基盤として導入された。
SAPジャパンによると、TOPPANホールディングスはグループ会社間のデータ統合や共有を通じて、意思決定の迅速化や業務効率の向上を実現した。また、SAP BTPを利用して開発したワークフローや、ユーザーインタフェースの改善によって、業務生産性が2倍以上向上したという。
TOPPANホールディングスは今後、システム基盤のモダナイゼーションをさらに推進し、データの一元管理や業務プロセスの効率化、イノベーションの促進を図るとしている。
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