KADOKAWAのランサムウェア事案、脅威アクターが情報を流出か:セキュリティニュースアラート
KADOKAWAは2024年6月に発生した「ニコニコ」を中心としたサービス群を標的としたランサムウェア攻撃について、ランサムウェアグループが同グループの保有する情報を流出させたと主張していると伝えた。
KADOKAWAは2024年7月2日、同年6月に発生した「ニコニコ」を中心としたサービス群を標的としたランサムウェア攻撃について、ランサムウェアグループがKADOKAWAグループの保有する情報を流出させたと主張していると伝えた。
同社はランサムウェア攻撃発覚後、直ちに対策本部を立ち上げ、外部専門機関などの支援を受けながら、情報漏えいについて調査を開始しており、現在も継続中だとしている。
ランサムウェアグループからの情報流出を確認
KADOKAWAグループは、ランサムウェアグループの主張内容の信ぴょう性について現在調査中であり、正確性の検証には相応の時間を要する見込みだと述べている。また、外部専門機関による調査結果も2024年7月中には得られる見通しだという。
同グループは、ランサムウェアグループが主張するWebサイトへのアクセスやデータファイルのダウンロードなどの行為はマルウェア感染などの危険があるため注意を促している。この他、個人情報を侵害し、深刻な影響を及ぼす可能性があることから、これらのデータのSNSなどでの拡散も推奨しないとしている。
なおKADOKAWAグループによると、「ニコニコ」サービスを含む同グループのユーザーのクレジットカード情報については、社内でデータを保有していないため、情報漏えいは発生していないという。
KADOKAWAグループは引き続き、より詳細な原因の究明を進めるとともに、セキュリティ体制の強化徹底を図り再発防止に取り組むと述べた。
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