ニトリがNetskopeのSSE製品を採用 得られた5つの成果とは?:セキュリティソリューション
ニトリホールディングスは、グローバルでの事業拡大に伴うセキュリティ強化に向けてNetskopeのSSEソリューション「Netskope Intelligent SSE」プラットフォームを導入した。これによって得られた5つの成果とは。
Netskope Japanは2025年1月28日、大手家具・インテリアチェ−ンであるニトリホールディングスがセキュリティサービスエッジ(SSE)ソリューション「Netskope Intelligent SSE」プラットフォームを導入したと発表した。同社は、これによってグローバルのセキュリティ体制を強化し、海外事業拡大を促進させる。
ニトリホールディングスは、日本を含む約10の国や地域で事業を展開している、しかし急速な国際展開に伴い、セキュリティ基準の維持と統一が課題となっていた。同社は、働く場所を問わないグローバルな保護や内部および外部からの脅威への対策、一元化されたポリシー管理などを重要視し、綿密な評価プロセスを経てNetskopeのソリューションを選択したという。
ニトリがNetskope導入で得た5つの成果とは?
Netskope Intelligent SSEの導入によって、ニトリホールディングスが得られた成果は以下の通りだ。
- セキュリティ強化: 約1万5000台のデバイスを保護し、外部攻撃による重大なセキュリティインシデントの発生を防止
- 可視化: 組織全体のクラウドサービス利用状況の把握を実現
- 脅威対策: アドウェアを含む多数のマルウェアのダウンロードを防止
- 効率化: グループ全体でのリモートアクセス管理の合理化を実現
- グローバル対応: 海外事業展開におけるセキュリティ保守作業の負担を軽減
Netskope Japanによると同プラットフォームは、ニトリホールディングスのグローバルネットワーク全体で約1万5000台のデバイスを保護しており、特にASEAN地域などの新市場参入時に、一貫したセキュリティポリシーを維持することを可能にしている。
ニトリホールディングスの鈴木一史氏(情報セキュリティ室 室長)は「Netskopeは、当社の急速なグローバル展開を支えるセキュリティスタンダードを確立する上で極めて重要な存在だ。現在当社は、2032年までに3000店舗、売上高3兆円の達成を目指している。Netskopeのソリューションの導入により、当社の従業員はセキュリティインフラに自信を持ちながらビジネスの成長に集中できる」とコメントした。
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