ChatGPTがシェア4割を切る 急伸するClaude、安定のGemini――生成AI三極化の兆し:AIニュースピックアップ
Apptopiaは、米国生成AIチャットアプリ市場で2026年4月の日次利用者数が前月比1.5%減少したと公表した。高頻度利用層は拡大基調を保ち、ClaudeとGoogle Geminiが勢力を伸ばした。
Apptopiaは2026年5月5日(現地時間)、生成AIチャットbotアプリ市場に関する調査結果を公表した。米国市場の日次利用者数(DAU)は2026年4月に前月比1.5%減となったが、同年2月比では3.8%高い水準を保った。世界規模では「Microsoft 365 Copilot」「Le Chat」、「Meta AI」を加えた集計でも増加基調にあるが、伸び率は鈍化傾向を示している。
Google Geminiが25%のシェア維持、Claude躍進で三極化へ
市場占有率では「Claude」のシェア伸び率が目立った。2026年1月の1.5%から同年4月に13.1%へ急伸した。「Gemini」は25%前後を維持し安定した地位を保ったが、他方でChatGPTは45.3%から38.1%へ低下した。米国市場ではAIアプリ利用時間がモバイル端末利用時間全体に占める比率が上昇しており、利用時間の増加傾向が続いている。
利用動向では高頻度層とその他の利用者層の二極化が目立った。高頻度層は2025年12月の6.8%から2026年4月には8.5%へ伸び、相対増加率は25%に達した。この層は翌月の継続率が68%と高く、利用を停止する例はほぼ無かった。利用量が低下しても中頻度層へ踏みとどまる傾向が強く、Apptopiaは、カジュアル利用者層より固定化した契約者基盤に近い動きを示すと分析した。
対照的に、中・低頻度層では流動性と離脱が目立った。中頻度層で翌月も同水準を維持したのは約3分の1にとどまり、半数は低頻度層への移行か利用停止に至った。2026年2月には離脱率が22.7%に達する局面もあったが、この層は高頻度層への主要な流入源として機能しており、高頻度層の約23%を供給している。
低頻度層の維持率は28.7%から22.9%へ下落し、離脱率は50.0%に達した。カジュアルな利用者の半数が月内に離脱する構造となっている。他方で、AI未利用層の比率は42.3%から40.3%へ低下し、毎月9〜10%が新規利用を開始している。また一度離脱した層の24〜25%が再び低頻度層として復帰する動きも確認された。
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