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「防水スマホ」おすすめ5選 水ぬれしやすい環境でも快適に使おう【2020年最新版】

日本では需要の高い防水対応のスマートフォン。何を目印に選べば良いのでしょうか。選び方の基準と、それを踏まえたおすすめ機種を紹介します。

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 最近、防水性能を備えるスマートフォンが増えています。

 防水スマホは、急な雨やキッチンなど水回りでも安心して使えます。最近では、防水性能に加えて、ちりやほこりに強い防塵(じん)性能を備えるスマホや、清潔感を保つためにハンドソープで洗えるスマホも発売されています。

 今回は、防水スマホを選ぶ上でチェックしたいポイントを抑えつつ、それを踏まえたおすすめ機種を5つ紹介します。

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防水スマホで安心生活!(写真はイメージです)

どのくらい水やホコリに強い? 「防水・防塵」の定義をチェック

 スマホを含む各種機器の防水・防塵性能は、IEC(国際電気標準会議)が規定する「IPコード」と呼ばれる保護等級で表されます。

 IPコードは「IP」と2桁の数字で表すルールとなっています。数字の十の位は防塵等級で、0(保護なし)~6(完全な防塵設計)まで7段階に分かれています。一方、数字の一の位は防水等級で、0(保護なし)~8(水中利用に耐えうる)まで9段階に分かれています。例えば、完全防塵設計かつ水中で利用できるスマホなら「IP68」という書き方をします。

 防水または防塵だけに言及する場合は、言及しない側に「X(エックス)」を記載するルールもあります。IP68等級のスマホにおいて、防水性能だけに言及する場合は「IPX8」、防塵だけに言及する場合は「IP6X」と記載します。

 保護等級は基本的に数字が大きいほど性能が高くなります。ただし、防水性能については等級が「耐浸水(IPX1~IPX6)」と「耐水没(IPX7/8)」に分かれているため、メーカーによっては「IPX6/8」といった形で、耐浸水性能と耐水没性能を別個に記載していることもあります。


IPコードの十の位は防塵等級。純粋に数字が大きいほど性能が高い

,IPコードの一の位は防水等級。0(保護なし)を含めると9等級あるが、1~6までの等級は耐浸水性能、7/8等級は耐水没性能を示すため、メーカーによっては別個に記載することもある

 日本では、IPX7等級以上の防水性能を確保したものを「防水スマホ」、IP6X等級以上の防塵性能を確保したものを「防塵スマホ」と呼ぶ……のですが、いずれの等級も「規格で定める基準をクリアした」という意味であって、「絶対に浸水(水没)しない」「絶対にホコリが中に入らない」という意味ではありません。

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 水中やホコリまみれな場所(特に砂浜)での過度な使用は控えるようにしましょう。

もっとキレイにつかいたい! 「洗える」かどうかをチェック

 最近のスマホは、防水・防塵が当たり前となってきました。そんな中、一部の国内メーカーは「洗えるスマホ」をアピールしています。具体的には、泡タイプのハンドソープや薄めた食器用洗剤で本体を洗える、というものです。

 先述のIPコードでは、ハンドソープや食器用洗剤といった「液体石けん」からの本体保護は想定していません。そのため、メーカーが独自に検証をして、石けんで“洗える”ことを保証しています。

 子どもに持たせたスマホが唾液で汚れてしまったり、夏場に砂浜で泥だらけになってしまったりした時に、洗い流せると心地いいものです。キレイにスマホを使いたい人は、洗えるかどうかをチェックしてみても良いかもしれません。


国内メーカーは「洗える」ことをスマホのウリにすることも(画像はNTTドコモの「arrows Be F-04K」)

おすすめの防水スマホはこれ!

 以上2つのポイントを踏まえた上で、おすすめの防水スマホを5つご紹介します。

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iPhone 11(Apple)

 Appleの「iPhone」の最新モデルのうち、一番手頃なモデルです。防水・防塵の等級は「IP68」です。

 6.1型「Liquid Retina HD」の液晶ディスプレイを搭載し、薄いパープルとグリーンを含む全6色の豊富なカラーバリエーションも特徴。iPhoneとしては初めて「超広角カメラ」を備える点も見逃せません。被写体に寄りつつも、周囲の風景や人物などをフレームに収めやすいです。


iPhone 11

iPhone 11 Pro/11 Pro Max(Apple)

 iPhone 11の上位版で、同じくIP68等級の防水・防塵性能を備えています。

 ディスプレイは、iPhone 11 Proが5.8型、iPhone 11 Pro Maxが6.5型の有機ELで、特に黒色の表現に強みがあります。超広角カメラに加えて望遠カメラも搭載し、撮影の幅が広がります。


iPhone 11 Pro

Xperia 1(ソニーモバイルコミュニケーションズ)

 ソニーモバイルコミュニケーションズ製のハイエンドスマホで、日本ではNTTドコモ、au(KDDIと沖縄セルラー電話)、ソフトバンクが扱っている他、プロユース向けのSIMロックフリー版も販売されています。

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 その特徴は、何といってもアスペクト(縦横)比21:9の細長い有機ELディスプレイ。背面には超広角や望遠を含む3眼カメラを搭載し、映画のような質の高い映像を手軽に撮れる「Cinema Pro」機能も備えています。

 防水性能はIPX5/8等級、防塵性能はIP6X等級と十分なものを備えています。キャリアから販売されているものには、おサイフケータイやフルセグも備えています。


Xperia 1

AQUOS sense3(シャープ)

 省電力性に優れた約5.5型のIGZO液晶ディスプレイや容量4000mAhのバッテリーを搭載し、長時間利用をうたうスマホです。NTTドコモ、au、UQ mobile(UQコミュニケーションズとUQモバイル沖縄)が扱っている他、2枚のSIMカードを搭載できるSIMロックフリー版もあります。

 アウトカメラは約1200万画素のデュアルカメラ構成で、インカメラは約800万画素です。IPX5/IPX8等級の防水性能やIP6X等級の防塵性能を確保しつつも、価格は3万円台とコストパフォーマンスに優れています。


AQUOS sense3

arrows Be3(富士通コネクテッドテクノロジーズ)

 arrowsシリーズならではの丈夫さを継承しながら、使い勝手を向上させた1台です。

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 IPX5/IPX8等級の防水性能やIP6X等級の防塵性能を確保し、米国防総省の調達基準(MIL-STD-810G)の23項目に準拠する耐環境性能も備えています。落下時の衝撃に強く、泡タイプのハンドソープや液体タイプの食器用洗剤で洗えます。


arrows Be3

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