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「microSDメモリーカード」おすすめ3選 スマホやドライブレコーダーに最適【2020年最新版】

Androidスマートフォンやタブレット、ドライブレコーダーなどに欠かせない「microSDメモリーカード」。どうやって選べばいいのでしょうか。チェックすべきポイントと、おすすめ製品を紹介します。

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 AndroidスマートフォンやWindowsタブレット、自動車やバイクの車載カメラなどのデータ保存に便利な「microSDメモリーカード」。写真や各種データのバックアップ(保存)に使っているという人もいるでしょう。

 しかし、microSDメモリーカードを価格だけで選んでしまうと「容量が足りない!」「データがうまく保存できない!」といった想定外のトラブルが発生することがあります。使い道にピッタリ合ったカードを選ぶことが大切です。

 この記事では、microSDメモリーカードを購入する際にチェックすべきポイントを確認しつつ、それを踏まえたおすすめ商品を紹介します。

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microSDカード、どう選べばいい?

どのくらい保存する? 「規格」と「容量」をチェック

 microSDメモリーカードは、容量別に以下の通り規格が分かれています。

  • 2GB以下:SD規格
  • 2GB超32GB以下:SDHC規格
  • 32GB超2TB以下:SDXC規格
  • 2TB超128TB以下:SDUC規格

 より容量の大きい規格に対応する機器は、容量の小さい規格のmicroSDメモリーカードにも対応しています。例えば、microSDXCメモリーカードに対応する機器は、microSD規格やmicroSDHC規格のSDメモリーカードも使えます。逆に、microSDHCメモリーカードに対応する機器では、microSDXCメモリーカードは利用できません。

 まず、買おうとしているmicroSDメモリーカードの規格が、自分の機器で利用できるかどうかチェックしましょう。

 なお、microSDメモリーカードは、別途アダプターを用意することでSDメモリーカードやminiSDメモリーカードに対応する機器で使うこともできます。一部のmicroSDメモリーカードには、SDサイズのアダプターが付属しています。


microSDメモリーカードを購入する前に、利用する機器が対応する規格と容量をしっかりチェックしましょう(画像はサムスン電子の「Galaxy Note10+」の仕様表から)

 その上で容量を選択するわけですが、何をどのくらい保存するのか、どのくらいの頻度で別のストレージにバックアップ(待避)するかで必要な容量は変わります。用途によっては、後述する「読み書き速度」の方が重要になる可能性もあります。

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読み書きは高速じゃないとダメ? 「クラス」をチェック

 microSDメモリーカードには、容量別の規格に加えて「スピードクラス」と呼ばれる読み書き速度に関する規格も定められています。

 スピードクラスは、microSDメモリーカードが最低限保証する書き込み速度を定めたものです。特にデジタルカメラやビデオカメラの場合、撮影機能に応じて最低限必要なスピードクラスを定めている場合があります。要求されるスピードクラスに満たないmicroSDメモリーカードを使うと、撮影時にエラーが出たり、一見出なかったとしてもうまく撮影できていなかったりすることがあります。

 とりわけ、4K(3840×2160ピクセル)以上の解像度の動画を撮影したり、RAW形式で静止画(写真)を撮影する機会が多い人は、スピードクラスにはよく気を付けてください。

 ちなみに、読み書き速度を左右する規格として「バススピードクラス」というものもあるのですが、大半のmicroSDメモリーカード対応機器ではあまり気にしなくても大丈夫です。


SDメモリーカードの規格を管理する「SDアソシエーション」が公開しているスピードクラスの説明

スマホのカメラでは、撮影機能に応じて推奨する(必要な)microSDメモリーカードのスピードクラスを指定している場合があります(画像はNTTドコモの「Xperia 5 SO-01M」の取扱説明書より)

 ただ、ある意味で当然ですが、microSDメモリーカードは容量が大きければ大きいほど、読み書き速度が速ければ速いほど価格は上がります。それほど容量の大きくないデータのバックアップ用途に使う場合は、そこそこの容量でそこそこのスピードクラスのものを選べば出費を抑えられます。

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 逆に、スマホで写真や動画をガンガン撮影する場合、そのようなmicroSDメモリーカードを買ってしまうと「安物買いの銭失い」になってしまう恐れがありますから、必要スペックをきちんと見極めて買うようにしましょう。

意外と重要! 「耐久性」をチェック

 microSDメモリーカードを選ぶ上で、案外見落とされがちなのが耐久性です。

 microSDメモリーカードには寿命があります。寿命を迎えると読み書きが不安定になったり全くできなくなったりします。そんな寿命を一番大きく左右するのが「読み書き容量」です。データの読み書きを頻繁に行う場合は、少し値が張りますが「長寿命」あるいは「書き換え(読み書き)に強い」とうたっているカードをおすすめします。


読み書き頻度が多い用途の場合はパッケージで「長寿命」あるいは「書き換え(読み書き)に強い」ことをうたうSDメモリーカードを選ぶと良いでしょう(写真はパナソニック「RP-SMGB64GJK」のパッケージ)

 また、屋外や温度差の激しい場所など、比較的過酷な環境で使う場合は、耐環境性能に優れていることをうたうカードがおすすめです。耐水性能や耐衝撃性能はもちろん、耐X線性能、耐高温性能、耐湿性能……など、使う場所を想定して選んでみましょう。


過酷な環境で使うことが想定される場合は耐環境性能に優れたカードがおすすめです(画像はキオクシア「EXCERIA 高耐久microSDメモリカード」のWebサイトより)

おすすめのmicroSDメモリーカードはこれ!

 上記のポイントを踏まえて、おすすめのmicroSDメモリーカードを3つご紹介します。

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EXCERIA microSDメモリカード MU-Fシリーズ(キオクシア)

 東芝ブランドの高品質microSDメモリーカードのエントリークラスの製品です。スピードクラスはUHS-1(U1)で、メーカー公称の読み込み速度は毎秒48MBと若干控え目ですが、その代わり価格は手頃です。

 SD変換アダプターが標準で付属しているので、SDメモリーカード対応機器でも利用できます。

Samsung EVO Plus(日本サムスン)

 防水、耐温度、耐磁、耐X線性能を備えるmicroSDメモリーカードとしては比較的手頃です。スピードクラスはUHS-I(U3)で、メーカー公称の読み込み速度は最大毎秒100MB、書き出し速度は最大毎秒90MBを確保しています。

 SD変換アダプターが標準で付属しているので、SDメモリーカード対応機器でも利用できます。

HP microSDXCカード(HP)

 PCメーカー「HP」ブランドのmicroSDXCメモリーカードです。防水、耐温度、耐磁、耐X線性能を備え、スピードクラスはUHS-I(U3)で、スマホ向けの「アプリケーションパフォーマンスクラス1(A1)」も取得しています。メーカー公称の読み込み速度は毎秒100MBです。

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 SD変換アダプターが標準で付属しているので、SDメモリーカード対応機器でも利用できます。

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