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「USBメモリ」おすすめ5選 価格、スピード、信頼性どれを重視する?

パソコンでデータをやりとりしたりバックアップしたりする際に役立つ「USBメモリ」。皆さんはどのように選んでいるでしょうか。この記事では、選ぶ際にチェックしたいポイントを解説しつつ、それを踏まえたおすすめ商品を紹介します。

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 他のパソコンとデータをやりとりする際に、一番手っ取り早いのが「USBメモリ」を使う方法です。Word、ExcelやPowerPointなどのデータの保存や、動画や写真のバックアップに使っている、という人もいるでしょう。

 人によっては、単に「USB」と呼ぶことも多いUSBメモリですが、実は選ぶ際に気を付けないといけないことが幾つかあります。この記事では、USBメモリを買う上でチェックすべくポイントと、それを踏まえたおすすめ製品を5つ紹介します。


USBメモリ、どうやって選ぶ?

どのくらいデータを保存する? 「容量」をチェック

 まず、USBメモリにどのようなデータを保存する(したい)のか考えましょう。そうすると、USBメモリに必要な容量が分かります

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 Office(Word、Excel、PowerPoint)のデータなら1つ当たり数十KB~十数MB(1MB=約1000KB)、写真データなら数MB~十数MB、動画データなら場合によっては数GB(1GB=約1000MB)消費します。

 当然ですが、USBメモリは容量が大きくなるほど価格は高いです。どのくらいのデータを保存するのか目星を付けておくと、余計な出費を抑えることができます。


一般的に、USBメモリの容量はパッケージや本体に明記されています(画像はソニーのUSBメモリ「USM8GUB」のパッケージ)

読み書きするデータ量は大きい? 「規格」をチェック

 USBメモリにおいて、容量と並んで重要なのがデータの読み書き速度です。

 読み書き速度を一番大きく左右するのが、USBのバージョン(規格)です。USBメモリで使われているバージョンは「USB 2.0」または「USB 3.0」以降のものがほとんどです。

 USB 2.0は安価なUSBメモリで使われることが多い規格ですが、USB 3.0と比べると読み書き速度に劣ります。読み書きするデータのサイズが大きかったり量が多かったりする場合は、USB 3.0対応のメモリと大差が付いてしまう場合があります。

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 それほど容量の大きくないデータをそれほど多くない頻度で読み書きするなら、手頃な価格のUSB 2.0メモリで十分です。

 一方、USB 3.0以降の規格は、読み書きが速いUSBメモリで使われる規格です。接続先の機器がUSB 3.0以降の規格に対応していれば、より高速な読み書きを期待できます。USB 2.0対応機器でも、速度はUSB 2.0相当になりますが読み書き自体はできます。

 USB 3.0以降の規格を備える機器(パソコンなど)につないで、大容量、あるいは大量のデータを読み書きすることが多い人は、USB 3.0メモリを買うことをおすすめします。


USB 3.0以降に対応するUSBメモリは、コネクターの部分が青色に塗られていることが多いです。ただし、デザイン面を重視する観点からそうなっていない場合もあります(写真はエレコムのUSBメモリ「MF-PKU3032GWHF」のもの)

メモリ本体(やパッケージ)に対応するUSB規格が書かれていることも少なくありません。コネクターの色が青色でなくても、これなら規格をチェックできます(写真はSanDiskの「Ultra SDCZ48-032G-J57」)

スマホでも読み書きする? 「コネクター」をチェック

 ほとんどのUSBメモリは「USB Type-A(タイプA)」という形状のコネクターを採用しています。このコネクターはほとんどのパソコンに直結できることが大きなメリットですが、Appleの「MacBook」シリーズやAndroidスマートフォンでは変換アダプターが必要です。

 もしもMacBookシリーズやAndroidスマートフォン(※1)に接続する機会が多いなら「USB Type-C」コネクターを備えるUSBメモリを検討してみましょう。ただし、USB Type-CコネクターしかないUSBメモリの場合、Type-Aコネクターを備えるパソコンなどに接続できませんので、両方のコネクターを備えるものを買うのが無難です。

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(※1)「Micro B」と呼ばれる端子を備えるAndroidスマホの中では、USB Type-CコネクターのみのUSBメモリは使えません。Type-Aコネクターも備えるものなら、変換アダプター経由で接続できる可能性があります。「USBホスト機能」を備えているかどうか確認してみてください


USB Type-AとType-C両方のコネクターを備えるUSBメモリなら、変換アダプターなしで接続できるパソコンなどが多くなります(写真はキングストンの「DataTraveler microDuo 3C DTDUO3C/128GB」)

 手持ちのスマホがiPhoneなら、Lightningコネクタ付きのUSBメモリを購入しましょう。ただし、iPhone側に専用アプリを入れないとデータの読み書きができませんので気を付けてください。

おすすめのUSBメモリはこれ!

 上記のポイントを踏まえて、おすすめのUSBメモリを5つご紹介します。なお、USBメモリで利用できるソフトウェア(アプリ)は、各メーカーのWebサイトから無料でダウンロードできます(製品所有者に限ります)。

RUF3-KBシリーズ(バッファロー)

 国内メーカーのUSB 3.0メモリとしては非常に手頃な価格です。容量は8GBから128GBまで、カラーは4色取りそろえており、用途や好みに合わせて選べます(※2)。最大読み出し速度はUSB 3.0以上接続時が毎秒約70MB、USB 2.0接続時が約36MBです。

 ストラップホールが付いているので、取り違えや紛失の防止にストラップを付ける、といった対策も可能です。同社のUSBメモリ用のファイル暗号化ソフト「SecureLock Mobile2」も利用できます)。

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(※2)8GBは在庫限り。128GBはブラックのみ用意しています

POCKETBIT(ポケットビット) USM-Tシリーズ(ソニー)

 使わない時にコネクタ部分をしまっておける「ノックスライド機構」を備えるUSB 3.0メモリです。容量は8GBから128GBまで、カラーは4色です(※3)。最大読み出し速度は、USB 3.0以上接続時が毎秒約80MB、USB 2.0接続時が約30MBです。

 データの読み書きを資格で確認できるアクセスLEDも備え、メモリの取り外しタイミングを計りやすいことも魅力。ファイル暗号化ソフト「LBファイルロック2」やデータ復旧ソフト「メモリーカード ファイルレスキュー」も利用できます。

(※3)64GBはシルバー、ゴールドのみ、128GBはシルバーのみ用意しています

FIT Plusシリーズ(サムスン電子)

 コネクタ部から先のでっぱりを極力少なくしたUSB 3.0メモリです。容量は64GB、128GB、256GBの3種類を取りそろえています。

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 ストレージの交換や増設が困難なパソコンに取り付けて「バックアップストレージ」として利用するのもアリです。

Mobile C10シリーズ(シリコンパワー)

 超コンパクトなUSB 3.0 Type-Cメモリです。容量は16GBから128GBまで、カラーはブラックとホワイトの2色を取りそろえています。設計に工夫を加えることで水ぬれやホコリに強くなっています(IP等級は取得していません)。

 ストラップホールが付いているので、取り違えや紛失の防止にストラップを付ける、といった対策も可能です。同社のUSBメモリ用のユーティリティソフト「SP Widget」やデータ復旧ソフト「Recuva File Recovery」も利用できます。

JetDrive Go 500(トランセンド)

 USB Type-AコネクターとLightningコネクターを備えるUSB 3.0メモリです。容量は32GBのみで、カラーはゴールドとシルバーの2色です。データの転送速度は、USB 3.0接続時が最大毎秒130MB、Lightning接続時が最大毎秒20MBとなります。

 パソコンとiPhoneとの間でデータのやりとりをしたい人におすすめです。なお、iPhone側でデータを読み書きをする際には専用アプリ「JetDrive Go」が必要です。

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