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「格安SIM」の選び方 満足度調査のトップ5は?【2020年3月版】

格安SIMを提供する事業者は数が多く、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。価格はもちろんのこと、通信速度やサポート体制、独自のサービスなど、気になる点はさまざまありますが、総合的な満足度ではどこが人気なのでしょうか。

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 スマートフォンを大手キャリアより安く利用できるのが、「格安SIM」「格安スマホ」と呼ばれるMVNO(仮想移動体通信事業者)のサービスの数々です。

 しかし、格安SIMを提供する事業者は数が多く、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。価格はもちろんのこと、通信速度やサポート体制、独自のサービスなど、気になる点はさまざまありますが、総合的な満足度ではどこが人気なのでしょうか。

格安SIMの満足度:総合の満足度が高いブランドは?

 MMD研究所が3月末に発表した「2020年3月格安SIMサービスの利用動向調査」によると、格安SIMとしてよく利用されている上位9サービスのなかで総合満足度1位は「mineo(マイネオ)」でした。

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「mineo」のWebサイト

 mineoは関西電力グループのオプテージが提供しているサービスです。回線をドコモ(Dプラン)、au(Aプラン)、ソフトバンク(Sプラン)と3キャリアから選択でき、通話込みのプランは月500MBで1310円~1750円(税別、以下同)からです。

 ユーザーが余ったデータ通信容量を分け合える「フリータンク」や家族以外のユーザー間でもデータ通信容量を融通し合える「パケットギフト」、回線が混み合うお昼どきに通信帯域を譲ることを宣言すると特典が得られる「ゆずるね。」など、特色あるサービスを提供しています。

 今回の調査でmineoは、「コストパフォーマンス」「手続き・サポート対応の良さ」「データオプション」「サービスブランドの信頼性」「料金プランのわかりやすさ」の項目で支持を得ています。

 なおこの調査は、MMD研究所の「2020年3月格安SIMサービスの利用動向調査」において利用率が高かった格安SIMの上位8サービスと、Y!mobileの利用者15歳~69歳の男女1350人を対象に、2020年2月25日~3月3日の期間で実施されたものです。

格安SIMの満足度:「データ通信品質・安定性」がトップなのは?

 総合満足度2位は「UQ mobile」でした。UQ mobileは、KDDIグループのUQコミュニケーションズ(沖縄県以外)とUQモバイル沖縄(沖縄県のみ)が提供するサービスです。

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「UQ mobile」のWebサイト

 KDDIには大手キャリアとしてauブランドがあるため、UQ mobileはau回線を利用するサブブランドとも呼ばれます。

 月額料金は3GBで1980円からのプランを中心に、スマホと同社のデータ通信サービス「WiMAX」をまとめると料金を500円割り引くプランなどを展開しています。契約前に15日間無料で試せるサービスもUQの大きな特徴でしょう。

 項目ごとの満足度では「データ通信品質・安定性」「保障サービスの充実度」が評価されています。大手キャリア系だけに通信品質やサポート体制、特に実店舗での取り扱いの多さも人気のようです。

格安SIMの満足度:「コストパフォーマンス」の評価は?

 総合満足度調査の3位はビッグローブの「BIGLOBEモバイル」です。BIGLOBEモバイルのプランはドコモ回線とau回線があり、音声通話込みのプランは月1GBで1400円から。


「BIGLOBEモバイル」のWebサイト

 BIGLOBEモバイルの大きな特徴といえるのが、「エンタメ フリーオプション」(月額480円)の存在です。YouTubeやApple Music、Spotifyなど、21種類の動画・音楽コンテンツを、データ通信量の制限を受けることなく楽しめます。

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 項目ごとの評価でトップになったものはありませんが「コストパフォーマンス」「データ通信品質・安定性」「料金プランのわかりやすさ」で、mineoやUQ mobileに次ぐ支持を得ています。

 なお同社はもともと大手電機メーカー系のインターネットプロバイダー(ISP)でしたが、現在はKDDIの子会社です。ISPとして長い歴史もあり、auやUQとはさらに違ったブランドとして現在も多くのサービスを提供しています。

格安SIMの満足度:「端末ラインアップ」「端末のお得さ」では?

 満足度調査の4位はNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」でした。NTT系ということもあし、ドコモ回線を利用するサービスです。月額料金は音声込みなら月1GBで1180円から。


「OCN モバイル ONE」のWebサイト

 OCN モバイル ONEも、一部の音楽ストリーミングサービスのデータ通信量をカウントしない「ミュージックカウントフリー」(要申し込み)を提供。さらに無線LANサービス「OCN モバイル ONE Wi-Fiスポット」が無料なのも特色です。

 個別の項目では「端末ラインアップ」「端末のお得さ(セット端末の安さ)」が高く評価されました。OCN モバイル ONEは通販サイト「gooSimseller(グーシムセラー)」を通して、さまざまなSIMフリースマホをセット販売しており、その充実ぶりが人気を得たようです。

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格安SIMの満足度:複数SIMの使い勝手が評価? 総合5位のサービスは?

 総合満足度TOP5の5位はインターネットイニシアティブ(IIJ)の「IIJmio(アイアイジェイみお)」でした。


「IIJmio」のWebサイト

 回線はドコモ(タイプD)かau(タイプA)から選択でき、通話込みのプランは月間3GBで1600円から。3GBと6GBのプランなら2枚、12GBなら最大10枚のSIMを発行でき、1契約でデータ容量を分け合えます。なお複数SIMの発行には別途オプション料金が必要です。

 総合5位のIIJmioですが、個別の項目では「コストパフォーマンス」が4位タイ。「サービスブランドの信頼性」が5位でした。

 IIJmioが複数SIMの使い勝手が良いため、コスパに対して一定の評価があるようです。またIIJは老舗ISPであり、格安SIMも初期から提供しているため、安心感やブランド面での評価も得ています。

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