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「ドラム式全自動洗濯機」おすすめ3選 節水と乾燥にメリットあり【2020年最新版】

衣類などをきれいにしてくれる「全自動洗濯機」。どのような点に注目して選ぶべきなのでしょうか。この記事では、ドラム式の全自動洗濯機を選ぶ際にチェックするべきポイントを確認しつつ、おすすめ商品を紹介します。

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 衣類の洗濯からすすぎ、脱水までを自動で行ってくれる「全自動洗濯機」。家事の負担を大幅に減らしてくれます。いい時代になりました。

 そんな全自動洗濯機ですが、手頃な価格なものから、多くの付加機能を備える高価格帯のものまで、選択肢は非常に豊富。選ぶだけでもなかなか大変です。

 この記事では、全自動洗濯機のうち、「ドラム式」と呼ばれる横型の洗濯槽を備える製品を選ぶ上で確認したいポイントと、それを踏まえたおすすめ製品を紹介します。

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欧米では主流のドラム式洗濯機。最近では日本でも増加傾向にあります

キーワードは「節約」と「乾燥」 ドラム式のメリットをチェック

 ご存じの人も多いかもしれませんが、以前に取り上げた縦型全自動洗濯機と比べると、ドラム式全自動洗濯機は本体価格が高い傾向にあります。縦型は多機能モデルが多いから、ということもありますが、他にも理由があります。

 1つは、節水性の高さにあります。ほぼ同じ容量の洗濯槽で比較すると、ドラム式はおよそ半分の水量で洗濯できます。縦型が主に「かくはん」で洗うのに対して、ドラム式は主に「たたきつけ」で洗うため、水量が少なくて済むのです。洗濯の頻度が多いなら、買う時に少し高価でも、ランニングコストまで考慮に入れると割安になるかもしれません。

 ただし、メリットはデメリットでもあります。水量が少なくて済むということは、染料の「色移り」が縦型よりも目立ちやすくなる可能性があります。色落ちしやすい洗濯物は、縦型以上に“意識的に”分けて洗うようにしましょう。


ドラム式全自動洗濯機は、基本的に「たたき洗い」をします。水量が少なくて済むのが大きなメリットですが、その分、色移りにはより慎重になる必要があります

 もう1つの理由が、乾燥機能の高さです。乾燥機能を備えるドラム式全自動洗濯機では、基本的に洗濯槽を回転させながら洗濯物を乾燥させます。そのため、乾燥ムラを少なくできます。とりわけ、「ヒートポンプ式」の乾燥装置を備えているものは、電力消費を抑えつつ、しっかりと洗濯物を乾かせます。乾かせる洗濯物の量も、縦型よりも多めです。

 よくよく考えてみると、「衣類乾燥機」も乾燥槽はドラム式です。乾燥機とほぼ同じように乾かせるのは当然かもしれません。

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ヒートポンプ式の乾燥機構を備えるドラム式洗濯機なら、電力消費を抑えつつ、しっかりと洗濯物を乾かせます

 買う時の本体価格は高くても、水道代や電気代といったランニングコストを重視する人、あるいは乾燥性能の高さを重視する人ならドラム式はおすすめです。

一度にどのくらい洗う? 「洗濯槽の容量」をチェック

 

 全自動洗濯機に限らず、洗濯機の「洗濯槽」の容量はさまざまです。当然ですが、大きいほどたくさんの洗濯物を一気に洗えますが、設置サイズは大きくなりますし、価格も高くなります。1回の運転でどのくらいの洗濯物を洗うのかを勘案して容量を検討するべきです。

 多くの家電メーカーは、1人が1日に出す洗濯物の量は約1.5kgと基準を定めています。これを目安に計算すると、こまめに洗濯する人や1人暮らしの人なら「3~5kg」、3~4人家族あるいは1人暮らしでも3~4日間隔でまとめて洗濯するなら「5~7kg」の洗濯槽を持つモデルがおすすめです。シーツやふとんなど、大きめの洗濯物を洗うことがある場合は、少なくとも6kg以上の洗濯槽を持つモデルを選びましょう。

 もちろん、小分けにして洗うよりも1回でまとめて洗濯した方が節水につながります。あえて9kg以上の大容量洗濯槽を備えるモデルを買って、まとめて洗濯するのも良いかもしれません。

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多くのメーカーは、1人1日分の洗濯物の量を1.5kgとして洗濯槽の容量をすすめています(出典:日立グローバルライフソリューションズ)

設置場所の「クリアランス」と「ふたの向き」にも気を付けて!

 ドラム式全自動洗濯機は、洗濯槽のふた(ドア)が手前に開きます。ふたを開く際の「クリアランス(空間)」と「ふたの開く向き」も考慮に入れて選ぶようにしましょう。


洗濯槽のふたを開けられる空間がしっかり確保できるかどうか、しっかりチェックしましょう(出典:日立グローバルライフソリューションズ)

洗濯槽の手入れを楽にしたい? 「洗濯槽洗浄機能」をチェック

 洗濯機は衣類を洗濯しているから常にきれい……という訳ではありません。洗濯を終了した後、すぐに洗濯槽を乾燥させないと、槽の内側に「カビ」が発生しやすくなります。カビの発生を抑えるためにも、洗濯槽の乾燥は心がけたい所です。

 カビの発生源となる「洗剤かす」にも気を付けるべきです。こちらは洗濯槽をいくら乾燥させても避けられません。「うちは液体洗剤を使っているから大丈夫なのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、液体洗剤でも洗剤かすは発生するので、手入れは必要です。

 洗濯槽の内側に付いたカビや洗濯かすは、市販の「洗濯槽クリーナー」または「漂白剤」や「重曹」を使えばある程度取り除けます。少なくとも1カ月に1回は洗濯槽の清掃をしましょう。全自動洗濯機の中には、「洗濯槽乾燥モード」「洗濯槽洗浄モード」といった手入れに最適な運転コースを備えるものや、上位機種なら「自動洗濯槽洗浄」に対応するものもあります。洗濯槽の手入れを楽にしたいなら、これらの機能を備えているかどうかチェックしてみると良いでしょう。

 乾燥機能を備えるモデルでは別途、乾燥ダクトや排気口などを定期的に掃除する必要があります。これらの掃除のしやすさもチェックしたいポイントではあります。

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家電メーカーの洗濯槽クリーナーは実売価格2000円弱ですが、かなり強力です。洗濯槽の清掃をあまりしていなかった場合におすすめです(写真はパナソニック純正の洗濯槽クリーナー)

おすすめのドラム式全自動洗濯機はこれ!

 以上のポイントを踏まえて、おすすめのドラム式全自動洗濯機を3機種紹介します。

 なお、今回紹介する機種には全て「左開きモデル」と「右開きモデル」があります。先述の通り、設置場所の環境に合わせて選んでください。

NA-VX900A(パナソニック)

 パナソニック製の斜めドラム式洗濯乾燥機です。洗濯・脱水容量は11kgで、乾燥容量は6kgとなっています。

 衣類の黄ばみを除去する「約40℃つけおき」コースや、「パワフル滝(洗い・すすぎ)」コース新搭載。もちろん、洗剤自動投入機能も備えます。

BD-SX110C(日立グローバルライフソリューションズ)

 日立が「ビッグドラム」のブランドで展開するドラム式洗濯乾燥機の1つで、洗濯容量11kg、乾燥容量6kgのモデルです。洗剤の種類に合わせて異なる洗い方をしてくれます。

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ES-W112-S(シャープ)

 シャープ製のドラム式洗濯乾燥機です。本体内部に「超音波ウォッシャー」を搭載し、毎秒約3万8000回の超音波振動で作る、小さな泡が弾ける力で汚れを弾き飛ばしてくれます。

 スマートフォンとの連携機能も備えており、洗濯に関するさまざまな情報をスマホに配信してくれます。

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