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「テレビ用HDD」おすすめ4選 お気に入りの番組を簡単・確実に録画【2020年最新版】

現在販売されているテレビの多くは、外付ハードディスク(HDD)を接続して番組を録画できる機能が備わっています。テレビ向け製品の違いと選び方のポイント、おすすめの製品を紹介します。

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 現在販売されているテレビの多くは、外付ハードディスク(HDD)を接続して番組を録画できる機能が備わっています。


エレコム「ELD-ETV010UBK」

 HDDレコーダーやブルーレイディスク(BD)レコーダーより、手軽に録画環境を用意できるのがテレビ用外付けHDDの特徴です。HDDというとパソコン用のイメージが強いですが、テレビ向け製品の違いと選び方のポイント、おすすめの製品を紹介します。

テレビで使うHDD:「録画用」と「データ用」の違いは?

 外付けHDDにはテレビやレコーダー向けの「録画用(テレビ録画対応)」と、パソコンのバックアップに使う「データ用(パソコン用)」があります。どちらもHDDとしての構造に大きな違いはありません。

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HDDの内部構造に大きな違いはありませんが……

 テレビの録画向けをうたう製品は、各メーカーのテレビごとに動作確認を行っています。テレビHDDはUSBケーブルで接続する方法が主流ですが、USBの転送速度が十分か、番組データを安定して読み込み/書き込みできるかなど、HDDメーカーのホームページでテレビが対応しているかを確認して購入できるので安心です。動作確認を行っていると聞くと割高になりそうに思いますが、容量あたりの価格はデータ用よりも安く価格設定されている製品がほとんどです。

 またテレビ用HDDは。録画時や再生時はもちろん、予約録画の待機時も動作するため、通常の製品より冷却機能や耐久性を高めた「24時間対応」モデルもあります。ただし、こちらは価格が若干高めです。

 パソコン用のHDDもテレビ録画に流用できますが、テレビごとに初期化が必要なため、パソコン用のデータは消えてしまいます。逆に、テレビの録画用HDDをパソコンで使う場合も同様で、基本的には初期化し直して使うため、番組は消されてしまいます。外付けHDDは用途別にそれぞれ用意しましょう。

テレビで使うHDD:「据え置き型」と「ポータブル型」はどちらを選ぶ?

 外付けHDDには「据え置き型」と「ポータブル型」がありますが、これはテレビ用(録画用)も同じです。据え置き型は比較的安価なので大容量の製品を選びやすく、録画した番組を長期間残しておきたい場合に便利です。


サイズも大きく違う「据え置き型」と「ポータブル型」(エレコムのWebサイトから)

 ポータブル型は小型で外部電源が必要ないので、おき場所に困ることもなく、テレビ回りをスッキリさせたい場合に選ぶといいでしょう。

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 別室のテレビなどで録画番組を見たいという場合は、ポータブル型がもちろん便利ですが、耐衝撃性能を備えた製品を選ぶことと、次の項目で説明する「SeeQVault(シーキューボルト)」対応製品であることが重要になります。

テレビで使うHDD:別のテレビで録画番組が見られる「SeeQVault」

 HDDに録画した番組は、基本的に録画に使用したテレビでしか再生することができません。そこで便利なのが「SeeQVault(シーキューボルト)」という規格に対応した製品です。


SeeQVault対応なら別のテレビでも再生できる(バッファローのWebサイトから)

 テレビと外付けHDDの両方がSeeQVaultに対応していれば、別のSeeQVault対応テレビなどで番組を再生できます。リビングで録画していた番組を寝室で見たり、出張先で見たりできますし、テレビが故障した場合でも他のテレビで再生することができます。ただし、再生するテレビが同一のメーカー間である必要がありますので注意しましょう。

 また有料の「SeeQVault Player」をインストールすればパソコンからでも録画番組を見ることができます。

テレビで使うHDD:おすすめの4モデルはコレ!

 製品選びで気になるのが、容量あたりで録画できる番組の時間ですよね。地上波やBS放送時の場合、最高画質設定で500GBあたり45~60時間が目安です。4K放送などさらに高精細な場合は30時間程度に短くなります。さらに、週にどれくらいの番組を録画するのか、また見たらすぐ消すのか、あるいは長く残すのかによって、必要なHDD容量を選びましょう。

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バッファロー「HD-LE4U3-BA」

 バッファローの「HD-LE4U3-BA」は、据え置き型の外付けHDDです。ファンレス設計に加え防振用シリコンゴムを使用することで静粛性が高い製品です。


バッファローの据え置き型外付けHDD「HD-LE4U3-BA」

 録画用で使用していても自己診断機能によりHDDの異常を予測し、故障による録画番組の消失を防げます。さらに、同社の「録画番組引越しサービス(有償)」を利用して新しいHDDに録画番組を移行、使用しているテレビで視聴できるよう設定してくれます。

 HDD容量は4TBで、実勢価格は1万円台半ば。同一シリーズには1TBから8TBまでの製品がラインアップされています。

アイ・オー・データ機器「HDCZ-UT4KC」

 アイ・オー・データ機器の「HDCZ-UT4KC」は据え置き型の外付けHDDです。本体表面の独特な凸凹により、放熱効果を高めてファンレスでも効率よく冷却できるよう工夫されています。


アイ・オー・データ機器の据え置き型外付けHDD「HDCZ-UT4KC」

 特に東芝の「レグザ」シリーズを使用している人におすすめの製品で、番組ムーブ機能に対応したレグザで録画した番組を、別のHDDに移動できます。HDDの状態を診断するWindows用のソフトが付属していて、パソコンを使ってHDDの故障前に録画番組を別のHDDに退避させることもできます。

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 HDD容量は4TBで、実売価格は1万円台半ば。同一シリーズには1TBから8TBまでの製品がラインアップされています。

バッファロー「HDV-SQ4.0U3/VC」

 バッファローの「HDV-SQ4.0U3/VC」はSeeQVaultに対応した据え置き型の外付けHDD。24時間対応のテレビ録画専用設計を採用しています。


バッファローのSeeQVault対応据え置き型外付けHDD「HDV-SQ4.0U3/VC」

 工場で選別された高品質なディスクだけを使用するこだわり仕様で、高耐久で高い信頼性を備えています。

 さらにSeeQVault対応なので、同規格に対応する同一メーカーのテレビなどで、同製品を差し替えて録画番組を再生することも。また、パナソニック推奨製品になっているため、同社の「ビエラ」シリーズを使用している人におすすめの製品です。

 HDD容量は4TBで、実売価格は2万円台半ば。同一シリーズには1TBから4TBまでの製品が用意されています。

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エレコム「ELP-QEN020UBK」

 エレコムの「ELP-QEN020UBK」は、SeeQVaultに対応したポータブル型の外付けHDDです。もしもの時にも安心な、耐衝撃性能に優れた衝撃吸収ラバーフレームを採用しています。


エレコムのSeeQVault対応ポータブル型外付けHDD「ELP-QEN020UBK」

 SeeQVaultに対応しているので、テレビを買い替えた時も同一メーカーのSeeQVault対応テレビなら録画番組をそのまま再生できます。ポータブル型なのでリビングで録画した番組を寝室で見るといった使い方も便利です。

 外部電源がいらずUSBからの電源供給で動作するので、おき場所に困らないのも魅力です。HDD容量は2TBで、実売価格は1万円台半ば。同一シリーズには1TBと2TBの製品があります。

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