「5000円以下のイヤフォン」おすすめ4選 有線もワイヤレスも高コスパ【2020年版】
音楽を気軽にどこでも楽しめる「イヤフォン」。さまざまな製品が登場する中、安いモデルも音質が著しく向上しています。5000円以下で買えるイヤフォンから、おすすめのモデルを選びました。
どこにでも持ち歩いて気軽に音楽を楽しめる「イヤフォン」。人気商品ということもあって多彩なモデルが登場しており、好みなどに応じて好きなものを選べるようになっています。
とはいえ、価格帯もさまざまで、初心者の方はどれを選べばいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。ここではスマホなど付属イヤフォンからのステップアップにも最適な、5000円以下のモデルで、かつ性能も十分なコスパの高いモデルを選んでみました。
安いからといってあなどれない! 音質向上が著しいアンダー5000円クラスのイヤフォン
数十万円もする超高級モデルもあるのがイヤフォンの世界。値段もピンからキリまで、となれば、5000円以下の安いモデルは「安かろう悪かろう」で音がいまいちなのか……と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
確かに、昔の数千円クラスのイヤフォンを買ったことがある人なら「すっきりしない、もこもこした音」や「ヌケがいいだけのスカスカの軽い音」にがっかりした方もいるかもしれません。ですが、今ではさまざまなメーカーが参入し、新商品を相次いで発売していく中で、音質の改善が著しく進んでいます。量販価格帯ということもあって、安価なモデルは激戦区になっており、メーカーの切磋琢磨で優れたモデルが登場してきています。
複数のモデルを買って聴き比べたり、その日の気分や音楽ジャンルに応じてイヤフォンを替えてみるといったことも、このクラスなら気軽に楽しめます。品質の高い、安価なイヤフォンは充実した音楽ライフの味方になってくれるでしょう。
流行のワイヤレス? 気軽な有線モデル?
最近のイヤフォン選びで最初の関門になるのが「ワイヤレス」か「有線」かの選択だと思います。
ワイヤレスモデルはスマホなどと無線通信規格の「Bluetooth(ブルートゥース)」で接続する方式。ケーブルに行動を制限されることがなく、服や腕などに触れてガサガサと聞こえてしまう「タッチノイズ」がない快適なリスニングが可能です。左右がケーブルでつながっているタイプと、左右が独立した「完全ワイヤレスイヤフォン」があります。
ただ、ワイヤレスモデルはバッテリーが切れれば使えなくなってしまうので、バッテリー残量をある程度意識しながら使用する必要があります。また、完全ワイヤレスイヤフォンは紛失しやすいので気をつけたいところ。スマホゲームなどを楽しむ際には遅延が問題になる場合がありますので、用途を考えておきましょう。
有線モデルはスマートフォンのイヤフォンジャックに差し込んで使うタイプです。バッテリー切れなどの心配がなく、遅延がないのでゲームなどにも向いています。
有線モデルのデメリットとしては、タッチノイズや、何かに引っかけて断線してしまうこと、ケーブルのわずらわしさ──などが挙げられるでしょう。iPhoneのようにイヤフォンジャックを標準では装備していなスマホが増えていることも、昨今では少し面倒に感じるかもしれません。
一概には言えませんが、音質面ではおおむね有線モデルのほうがいいと言われています。一方、利便性では、ケーブルにわずらわされることがないワイヤレスモデルのほうが上と言えそうです。イヤフォンによるリスニングに自分が何を求めているのか、それを念頭に置いて選んでいきましょう。
主流は「カナル型」
多くのモデルが販売されているイヤフォンですが、形状としては「カナル型」と「インナーイヤー型」に大別できます。
カナル型はイヤーピースを耳の穴にはめこむ耳栓式のイヤフォン。耳への圧迫感などがデメリットですが、耳の穴をふさぐ形になるため遮音性は高く、電車など通勤通学時に電車などで聴く機会が多い方には向いていると言えます。現在、多くのモデルが販売されているのはカナル型です。
インナーイヤー型は、耳の穴の入り口付近の「耳介」と呼ばれる部分に引っかけてホールドする方式。カナル型に比べると外れやすく、音漏れもしやすい反面、装着感が比較的自然で、音を注ぎ込まれる感じのない、空間の広がりも感じる自然な印象のリスニングが楽しめますが、選択肢があまり多くありません。
5000円以下のイヤフォン:おすすめモデルはコレ!
自然な音が楽しめる final(ファイナル)「E3000」
finalはハイエンドオーディオ用のイヤフォン・ヘッドフォン開発・製造を手がける日本企業のブランド。finalが手がけた「E3000」は、音質で高い評価を獲得しているカナル型の有線イヤフォンです。
最新の音響工学と心理学の成果を踏まえて音質を設計。高音や低音などを強調する一般的な音作りの手法を採用せず、周波数特性のカーブを全体的に滑らかにしたことで、聞こえにくい帯域を作らず、高い解像度と広いサウンドステージを実現しています。
価格帯を超えた精度の6.4mmダイナミック型ドライバーユニットを採用。不必要な振動を抑えるステンレス切削高剛性筐体はデザイン面にも貢献しています。フィット感によって音質も左右するイヤーピースは5サイズが付属するのもうれしいポイントです。
このクラスの定番「ZERO AUDIO(ゼロオーディオ)CARBO TENORE(カルボ テノーレZH-DX200-CT」
ZERO AUDIO(ゼロオーディオ)のカナル型「CARBO TENORE(カルボ テノーレ)ZH-DX200-CT」は、登場から少し時間は経っているものの、音の良さで今もこのクラスの定番の1つです。
中低域を得意とする5.78mmの超小型ドライバーユニットを搭載し、タイトでバランスのよい音を実現。これをカーボンファイバーと削り出しアルミニウムによる複合強化ボディに収め、不要な振動を抑制。ケーブルには伝送ロスが少ないOFC(無酸素銅)がおごられています。
同ブランドオリジナルの「3点ドット付きスライダー」が装着されており、スライダーの3点ドットに触れることで「L:左」の判別ができるようになっています。ステレオミニプラグがL字型を採用しているのも実用性の面でポイントです。
コスパが高い完全ワイヤレスイヤフォン Anker(アンカー)「Soundcore Liberty Neo(サウンドコア リバティー ネオ)」
Googleの上級エンジニアが独立して立ち上げたAnker(アンカー)。モバイルバッテリーなどスマートフォンのアクセサリ・周辺機器メーカーとして定評のある同社ですが、そのAnkerが販売するワイヤレスイヤフォンの1つが「Soundcore Liberty Neo(サウンドコア リバティー ネオ)」です。
左右が独立している完全ワイヤレス。専用設計というグラフェン採用ドライバーは、軽量化の効果でよりクリアなサウンドを実現しています。また、聴いている音楽の低周波域を分析し、低音域を約43%増幅させるという「BassUpテクノロジー」を搭載しています。
Bluetooth 5.0に対応し、アンテナの改善と合わせて接続を安定。耳へのフィット感を高めており、IPX7の防水性能も備えているため、ランニングなどでの利用にも向いています。満充電の場合、イヤフォン本体だけで最大5時間、付属の充電ケースを合わせて使えば最大20時間の音楽再生が可能としています。
音質も利便性も ソニーのワイヤレスイヤフォン「WI-C310」
ソニーの「WI-C310」は、イヤフォン・ヘッドフォンメーカーとしても評価が高い同社が開発したワイヤレスイヤフォンです。
ケーブルでつながっている左右一体型で、首にかけて使うネックバンド型。1日音楽が楽しめるという15時間の再生が可能なバッテリーを搭載し、10分の充電で60分再生可能なクイック充電に対応。イヤフォン本体は高磁力ネオジウムマグネットを搭載し、ワイヤレスでも高音質な「AAC」に対応することで音の劣化が少なく、音質に高い評価が集まっています。
首元のボタンでiPhoneやスマートフォンを操作できるほか、ハンズフリー通話にも対応。絡まりにくいフラットケーブルの採用など、利便性も高くなっています。
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