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「1万円前後のクーラーボックス」おすすめ3選 釣りやソロキャンプで大活躍!【2020年最新版】

キャンプや釣りなど、レジャーに欠かせないアイテムの1つが「クーラーボックス(ハードクーラー、保冷箱)」です。この記事では、1~2人利用に最適な税込み1万円前後の製品を中心に、選び方のポイントとおすすめ製品を紹介します。

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 長かった梅雨も明け、夏本番といえる陽気となりました。海や川、山などに出かける人もいると思います。

 とりわけ、キャンプや釣りをする際に欠かせないアイテムの1つが、飲み物や食材、釣果(ちょうか)を冷たく保てる「クーラーボックス(ハードクーラー、保冷箱)」です。この記事では、税込み実売価格が1万円前後のクールボックスを選ぶ上でチェックすべきポイントと、それをふまえたおすすめ製品を紹介します。


クーラーボックスは何に注目して選べばいい?(写真はダイワの「クーラーボックス クールライン」)

保冷力重視? 価格重視? 「構造」をチェック

 クーラーボックスの中には、外部の熱を遮断する断熱材が入っています。クーラーボックスで使われる断熱材は、主に「発泡スチロール」「発泡ウレタン」「真空断熱パネル」のいずれかが使われています。それぞれの長短を書くと以下の通りです。

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  • 発泡スチロール:安価だが保冷力は低め。繰り返し使うことは難しい(一時利用前提)
  • 発泡ウレタン:価格はそこそこで、保冷力もそこそこ。繰り返し使える
  • 真空断熱パネル:価格は高いが、保冷力も高い。繰り返し使える

 手土産の保冷なら発泡スチロール、主に飲料の保冷に使うなら発泡ウレタン、主に食料や釣果の保冷に使うなら真空断熱パネルを使ったクーラーボックスがおすすめです。

 なお、持ち運ぶクーラーボックス(容量35L以下)には、JIS(日本工業規格)が定める「JIS S 2048:2006」という規格があります。同規格に準拠するクーラーボックスでは規格に基づく保冷試験を行っていて、簡便法という測定法を使っているものは8時間後の氷の残存率を仕様書に記載しています。メーカーによっては、独自の指標で保冷力を示していることもあります。これらを参考にして、適切な保冷力を持つボックスを選ぶのも良いでしょう。


釣り具大手のダイワでは、クーラーボックスの保冷力をJIS S 2048:2006で定義されている簡便法に基づく「KEEP」という指標で示しています。発泡ウレタンよりも真空(断熱)パネルの方が保冷力が高いことが分かります

一方、同じく釣り具大手のシマノでは、容量の20%の氷を気温31度の環境でどれくらいキープできるかという独自指標「I-CE(アイス:Ice Control Efficiency)」という独自指標で示しています。JIS S 2048:2006で計測した保冷力よりも分かりやすいとされています

どのくらいものを入れる? 「容量」をチェック

 保冷力と並んで、クーラーボックスで重要なのが「容量」です。

 クーラーボックスの容量は、「L(リットル)」で示されます。ただし、これは液体(水)を入れた際の容量を示しているので、この容量を丸々使えるわけではありません。飲み物や食品(釣果)や、保冷剤または氷の“かさ”を勘案して選ぶ必要があります。

 参考に、500mLのペットボトルがどれくらい入るのか、目安を以下に示します。ただし、実際に入る量はボックスの高さや幅によって左右される上、保冷剤や氷を入れない前提での値なので注意しましょう。

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  • 15L:12本程度
  • 35L:24本程度
  • 50L:30本程度

 視点を変えて「1泊2日のキャンプ」を基準に考えると、人数に応じて以下のような容量を目安に用意すると良いでしょう。場合によっては、「食べ物」「飲み物」といった具合でクーラーボックスを分けることも“アリ”です。

  • 1~2人:25L程度
  • 3~4人:50L程度
  • 5~6人:75L程度

 ただし、当たり前ですが、容量は大きくなるほどボックスの“かさ”も増します。寸法も合わせてチェックしましょう。


大手メーカーのクーラーボックスであれば、Webサイトなどで飲み物や食材を入れたイメージ写真を公開しています。どのくらいのモノが入るのか、参考になります(画像はダイワの「ミニクール S1050/S850」の製品情報から)

「保冷剤や氷を入れるスペースがもったいない!」という人はどうする?

 クーラーボックスはあくまでも「保温箱」です。冷たさをキープするには保冷剤や氷が欠かせないのですが、当たり前ですが場所を取ります。

 「限られた容量に、少しでも食材や飲み物を多く入れたい!」という場合は飲み物や食材自体を持ち出す直前まで凍らせておくという手段が有効です。もちろん、凍らせた飲み物や食材に保冷剤や氷をプラスすれば、保冷時間はさらに延ばせます。


ロゴスの保冷剤「氷点下パックGTマイナス16度」

持ち運びやすい? 「ハンドル」「ストラップ」や「車輪」をチェック

 クーラーボックスに飲み物や食材を入れると、当然ながら重たくなり、持ち運びも大変になります。

 そこで注目したいのが、ボックスに付いている「ハンドル(取っ手)」や「車輪」、ケースに取り付けられる「ストラップ(ベルト)です。とりわけ、車輪が付いているボックスなら、重たい荷物でも楽に運べて便利です。


車輪と伸縮できるハンドル付きのクーラーボックスなら、持ち運びも楽です(出典:Allrightip)

おすすめのクーラーボックスはこれ!

 上記のポイントを踏まえた上で、おすすめのクーラーボックスを5つ紹介します。

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HOLIDAY COOL 260 LZ-326Q(シマノ)

 シマノのクーラーボックスです。容量は26Lで、ボディーカラーはピュアホワイトとホワイトブルーがあり、税込みの実売価格は7000~9000円程度となります。

 軽さを重視したモデルで、断熱材として発泡ポリスチレンが使われています。それでいて、ふたをした状態で腰掛けても問題ない丈夫さを確保していることも魅力です。持ち運びはハンドルで行います。

 ただし、同社独自の保冷基準「I-CE」は24時間と、長時間の利用にはやや厳しい面もあります。日帰りの釣り、あるいはそれほどの遠出にならない1泊2日程度のソロキャンプにおすすめです。


ピュアホワイト

ミニクール S850(ダイワ)

 ダイワのクーラーボックスで、容量は8.5Lです。ボディーカラーはホワイト、マゼンタ、ブルー、グリーン、イエローの5つで、税込みの実売価格は5000~7000円程度となります。

 非常に小型で、自転車の前かごに入れて持ち運べることが特徴です。600mLのペットボトルを最大で6本収納できます。断熱材は発泡スチロールで、近場のレジャースポットや川や海に自転車ででかける際に便利です。持ち運びは本体のハンドルに加え、肩ベルトも付属します。

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 なお、この製品には10.5L版(ミニクール S1050)もあり、少しサイズは大きくなりますが、魚のために空気を送り込む「エアチューブ」を通せる構造になっています。魚釣りに使う場合は、10.5L版の方が利便性が高いかもしれません。税込みの実売価格は6000~8000円程度です。

ホイールクーラー 28QT(コールマン)

 アウトドア用品で知られるコールマン(Coleman)の小型クーラーボックスです。容量は26Lで、カラーはスカイブルーとピンクの2つで、税込み実売価格は6000円弱です。

 伸縮できるハンドルと車輪が付いていることが何よりの特徴で、断熱材は発泡ウレタンを利用しており、保冷力は2日(公称値)となります。2Lのペットボトルが4本入ります。

 先に紹介した2製品と比べると、魚釣りでの利用を想定していないことは注意が必要ですが、保冷力が高めな運搬しやすいクーラーボックスを求めている人にはおすすめです。

 なお、この製品にはサイズの大きい「60QT」(容量56L)という上位モデルもあり、保冷力が3日(公称値)となる他、ふたにカップホルダーがつきます。税込み実売価格は9000円弱です。

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