「防寒シート」「防災スリッパ」「プライバシーテント」おすすめ6選 避難生活を少しでも安全・快適に【2021年最新版】
災害時の体温低下を防ぐために、「防寒シート」が役立ちます。災害時は割れ物を踏んでケガをする危険もあるため、急いで避難する場合は足を保護してくれる「防災スリッパ」が必要になります。体育館など仕切りのない避難所で生活する場合、「プライバシーテント」も必要です。ここでは、これらの避難所生活で役立つグッズの選び方とおすすめの製品を紹介します。
災害時、避難所での生活で懸念されることの一つに体温の低下があります。多くの避難所には毛布などが備蓄されていますが、災害持ち出し袋などに「防寒シート」があるとさらに安心です。
災害時は割れ物を踏んでケガをする危険もありますが、急いで避難する際に靴を履く時間がない場合もあります。そこで、足を保護してくれる「防災スリッパ」も重要な役割を果たします。
また、体育館など仕切りのない避難所で生活する場合、ストレスがかかりやすくなるので、「プライバシーテント」も必要になってきます。
ここでは、これらの避難所生活で役立つグッズの選び方とおすすめの製品を紹介します。避難所での生活に備えて、必要な防災グッズをそろえておきましょう。
防寒シート、防災スリッパ、プライバシーテント:防寒シートは3タイプから選ぼう
アルミシートタイプは、薄手で携帯しやすいのが特徴です。体に巻き付ければ体温を保つことができます。ポケットサイズまで小さくたためる製品も多く、緊急時の持ち出しには最適と言えます。家族1人につき1枚は用意しておきましょう。
厚手タイプなら、床に敷いてカーペット代わりに使うことができます。クッション性があるので、床の硬さや冷たさを軽減してくれます。薄手のアルミシートに比べて耐久性が高く、破れにくいのも特徴の一つです。
寝袋タイプは、足の先から上半身までしっかり全身を包み込むことができるタイプ。寝袋の中に熱を閉じ込めておけるので、寒さを感じやすい避難所や車中で泊まる場合に役立ちます。
中には、ガサガサ音があまり出ない静かなモデルもあります。防寒シートを選ぶときは、形状や保温性、耐久性はもちろん、静音性にも注目しましょう。
防寒シート、防災スリッパ、プライバシーテント:スリッパは「耐踏抜き性」をチェック
耐踏抜き性とは、鋭利なものが靴を貫通して足裏を傷つけることがないように防止する性能のこと。災害時は割れ物やがれきが散乱する中を歩くこともあります。破片がスリッパを貫通してけがをしないよう、事前に耐踏抜き性について確認しておく必要があります。
日本産業規格JIS T8101では、1100ニュートンの圧力をかけた場合に、釘の先端が貫通しないレベルの抵抗力が必要とされています。このJIS規格を満たしている製品なら、破片が散乱する場所を歩いても足裏を保護できるので、安心です。
また、スリッパは脱げやすいので、サイズのチェックはもちろん、ベルトなどで足を固定できるか確認しておきましょう。
防寒シート、防災スリッパ、プライバシーテント:プライバシーテントは対応人数と通気性をチェック
プライバシーテントを選ぶ際は、まず何人用なのか確認しましょう。1人用のテントがほとんどですが、中には2人用など複数人で使えるモデルもあります。
小さく折りたたんで持ち運べるものが多いので、家族がいる場合は1人につき1つ専用のテントを持っておくのがおすすめです。複数人で1つのテントを共有するなら、個人の空間が作れるよう中に仕切りを設置できるか確認しましょう。
通気性も重要なポイントです。空気がこもると気分が悪くなることもありますので、換気しやすいモデルなのかチェックしましょう。屋根の取り外しが簡単だったりファスナーで窓を開けたりできるものなら、通気性を確保することが可能です。
なお、生活用のテントとあわせて、トイレ用の小型テントを用意しておくと、避難生活でかかるストレスを軽減できます。
防寒シート、防災スリッパ、プライバシーテント:おすすめモデルはコレ!
エコライドワールド「サバイバルシート sabage_126-03」
エコライドワールドの「サバイバルシート sabage_126-03」は、静音性のある防寒シートです。シートを動かしたときのカサカサ音が抑えられます。保温性があり、体に巻いたり床に敷いたりすることで、寒さから身を守ることができます。
広げたときのサイズは横約120センチ、縦約130センチと大きめ。折りたたむと11センチ以下のコンパクトサイズになります。重さも1枚あたり80グラムと非常に軽量なので、持ち運びが簡単です。5枚セットで、販売価格は1560円(税込、以下同)です。
エコライドワールド「アルミシート sabage-128-01」
エコライドワールドの「アルミシート sabage-128-01」は、保温性に優れた防寒シートです。熱を逃がさない4層構造を採用している点が特徴的で、持ち主の体温でシートの内側を温めることができます。
アルミ面を外側にし、不織布面を内側にすると、外の冷気を遮断することができます。不織布面の肌触りのよさも特徴の一つ。一般的なアルミシートに比べて、カサカサ音が少なく、光沢も抑えられています。販売価格は3980円です。
コジット「足まもりっぱ」
コジットの「足まもりっぱ」は、耐踏抜き試験をクリアした防災スリッパです。底面に特殊なシートを施し、ガラス片などを踏んでも足裏を傷つけないような安全設計になっています。
かかとのカバーを引き上げてスリッパを履けば、足にフィットさせることができます。きちんと固定されるので、簡単に脱げることはありません。洗えるスリッパなので、清潔に使い続けることができます。販売価格は1980円です。
アルファックス「防災ルームスリッパ」
アルファックスの「防災ルームスリッパ」は、1100ニュートン以上の耐踏抜き性が認められた防災スリッパです。散らばった割れ物や釘を踏んでも貫通しにくい特殊な中敷きを採用しています。
移動の際に脱げないよう、かかとのゴム留めを使って、足をスリッパに固定することができます。コンパクトサイズに折りたたむこともできるので、持ち運ぶときも場所を取らずに済みます。
丸洗いに対応しているので、衛生的に使用できます。販売価格は1980円です。
サングッド「災害避難時用テント」
サングッドの「災害避難時用テント」は、2人用のプライバシーテントです。サイズは210(幅)×150(高さ)×210(奥行き)センチと比較的広めです。プライバシー確保のために、内部についたてを設置できます。
屋根には4つの窓が設置されており、いつでも換気が行えます。これなら息苦しさや圧迫感を解消できるはずです。内部には、衣服をかけられるハンガーフックや小物を入れるインナーポケットがあり、持ち物の整理に役立ちます。販売価格は2万9800円です。
武田コーポレーション「キューブテント」
武田コーポレーションの「キューブテント」は、1人用のプライバシーテントです。サイズは130(幅)×150(高さ)×130(奥行き)センチ。コンパクトサイズにたためるので、付属の収納バッグに入れて持ち運ぶことができます。
正面・天面・側面に窓が設けられており、内側からでも外側からでも自由に開け閉めできます。保温効率が高いため、寒さをしのぐのにも役立ちます。販売価格は6300円前後です。
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