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「泡盛」おすすめ5選 沖縄の酒文化を味わえる【2021年最新版】

沖縄を代表するお酒が「泡盛」です。“アルコール度数が高い”“クセが強い”などと敬遠される方も少なくありませんが、先入観にとらわれすぎていて、実際には食わず嫌いだったという人も多いようです。今回はAmazonや楽天市場で買える泡盛の中から、初心者でも飲みやすい銘柄をご紹介します。

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 国内で人気の観光地といえば何といっても沖縄。そんな沖縄を代表するお酒が「泡盛」です。


泡盛の楽しみ方を紹介している沖縄県酒造組合のWebサイト(出典:沖縄県酒造組合

 泡盛はアルコール度数が高い”“クセが強い”などと敬遠される方も少なくありませんが、先入観にとらわれすぎていて、実際には食わず(飲まず)嫌いだったという人も多いようです。

 今回はAmazonや楽天市場で買える泡盛の中から、初心者でも飲みやすい銘柄をご紹介します。

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泡盛ってどんなお酒?

 泡盛は一般的に、15世紀前後にシャム(現在のタイ)から酒の蒸留技術が琉球王国(現在の沖縄)に伝わって生まれたとされています(諸説あります)。そうした経緯もあって、泡盛の原料には主にタイ米(インディカ米)と黒こうじが使われています。


泡盛6種類 飲み比べセット,(出典:Amazon

 酒税法上では泡盛も「焼酎」に分類されますが、同じく米を原料とする「米焼酎」とは製法が異なります。泡盛は、米こうじに水と酵母を加えてできたもろみだけを蒸留する一次仕込み。片や米焼酎は、一次仕込みの後に蒸した米を加えて蒸留する二次仕込みという違いがあります。

 琉球王朝時代には江戸幕府などへの献上品として重宝された泡盛は、明治時代になって民間でも製造が許可されたことで、一時は製造場数が700戸を超えました。しかし、その後、より高い課税がかけられたことによって倒産が相次いだり、太平洋戦争で焼失したりして蔵元は減少。現在は46の酒造所が沖縄本島および離島に点在しております。

 作られる場所によって味わいがまるで異なるのも泡盛の魅力です。飲み比べして味の違いを体験してみるのも楽しいですね。

沖縄料理以外にも合う

 ラフテー、ゴーヤーチャンプル、ヒラヤーチー、グルクンの唐揚げ……。こうした沖縄料理にベストマッチするのは、やはり泡盛、あるいは地元で作られているオリオンビールではないでしょうか。ローカルフードと地場のお酒がよく合うのは万国共通と言えます。

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 とはいえ、泡盛に合う料理はほかにもあります。例えば、中華料理。度数が高くて、クセが強めの泡盛は、濃厚な味付けの食べ物にぴったり。現に、中国での消費拡大を狙って、県やメーカーが泡盛の輸出に力を入れ始めています。

さまざまな飲み方が楽しめる

 泡盛の度数は30度が基本。熟成させた「古酒(クースー)」だと43度、あるいはそれ以上になるものもあります。

 これをストレートでガブガブと飲むのは、いくらお酒が好きな人でも一筋縄ではいかないでしょう。ロックや水割りで飲むのが一般的です。実際、沖縄の人たちは水割りでよく飲みます(長時間飲み続けるからという理由も……)。

 もちろん、飲み方はこれだけではありません。泡盛に馴染みのない人にも訴求したいという思いから、沖縄の飲食店などでは新しいメニュー提案を行なっています。代表的なのは「泡盛ハイボール」。いわゆる泡盛のソーダ割りですが、ここにシークワーサーの果汁を入れると、一気に沖縄感が増します。


久米仙酒造「久米仙 泡盛コーヒー」(出典:Amazon

 コーヒーで割った「泡盛コーヒー」も有名です。コーヒーの香ばしさが泡盛の独特のクセをいい具合に中和するため、とても飲みやすいと評判です。沖縄のファミリーマートなどにも定番メニューとして並んでいます。

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 そのほかにも多様なアレンジがありますので、ご自身でいろいろと試してみてはいかがでしょう。

おすすめの泡盛はこれ!

「30%瑞泉 SKY」(瑞泉酒造)

 瑞泉酒造は、1887年に首里の城下町で創業した老舗の蔵元です。沖縄県外でも積極的な営業活動をしているため、お近くのスーパーマーケットやコンビニ、飲食店などで瑞泉の泡盛を目にしたことのある人もいるでしょう。


瑞泉酒造「30%瑞泉 SKY」(出典:Amazon

 大手だけあって幅広い商品をそろえていますが、おすすめしたいのは、ベーシックな銘柄である「30%瑞泉 SKY」です。創業130周年を迎えた2017年にリニューアルした商品で、古酒を10%ブレンドしています。

 強いクセはなく、まろやかな口当たり。それでいてコクの深い逸品です。ボトルの色彩も美しく、まさに沖縄の青空を想起させます。ぜひ琉球グラスで飲みたいですね。4合瓶サイズ(720ミリリットル)で価格は1500円程度です。

「残波ホワイト」(比嘉酒造)

 「残波ホワイト(ザンパ)」は“ザンシロ”の愛称でも親しまれている泡盛です。アルコール度数は25度でとても飲みやすく、クセもほとんどありません。

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比嘉酒造「残波(白)」(出典:Amazon

 沖縄ではポピュラーな銘柄の一つで、大抵の居酒屋には置いてあります。地元の人たちはこのザンシロの水割りを朝まで延々と飲み続ける――という話をよく聞きます。価格は1900円程度です。

「直火請福」(請福酒造)

 石垣島の泡盛といえばこれ。請福酒造の「直火請福」は、豊かな香りが特徴で一度口にしたら病みつきになるファンは多いです。


請福酒造「直火請福」(出典:Amazon

 製法は昔ながらの「直火釜蒸留」。もろみが入った釜に火を直接当てて蒸留するという造り方で、今でも八重山諸島の酒造所の多くがこの製法を採用しています。価格は1000円前後です。

「カリー春雨」(宮里酒造所)

 宮里酒造は那覇市小禄にある小さな蔵元ですが、酒造りに対する情熱と、品質へのこだわり、厳しさはトップクラスと言われています。


宮里酒造所「カリー春雨」(出典:Amazon

 それは業界にも認められており、2000年に開かれた「九州・沖縄サミット」の晩餐会で振る舞われるお酒の選考会で「春雨」が1位になりました。

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 春雨にはいくつかの銘柄がありますが、今回は手に入りやすい「カリー春雨」を紹介します。

 カリーとは沖縄の方言で、幸運や縁起が良いことを意味する言葉。バニラのような甘い香りを楽しみながら飲んでもらいため、水割りよりもロックをおすすめします。価格は2000円前後です。

「暖流」(神里酒造)

 沖縄本島中部の町、うるま市にある神里酒造は1882年創業の老舗です。この蔵元の看板商品が「暖流」です。


神里酒造「暖流」(出典:Amazon

 泡盛は通常、甕(かめ)で熟成させますが、この暖流は樽(たる)による熟成。現在はいくつかの蔵元でも樽で泡盛造りをしていますが、その先駆けが神里酒造なのです。

 この30度の暖流は、オーク樽で貯蔵された古酒をベースに、ステンレスタンク貯蔵の3年古酒と1年未満の泡盛をブレンド。まるでウイスキーのような香りや味わいを感じることができるでしょう。

 ソーダで割れば、ハイボールならぬ「暖ボール」の完成です。暑くなるこれからの季節にぴったりの、爽快な一杯を召し上がれ。価格は1500~2000円程度です。

泡盛最新人気ランキング

 ショッピングサイトではどんな泡盛が人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみましょう。

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