2000円以下で買える「日本ワイン」おすすめ5選 品種の違いをお手頃価格で楽しめる【2021年最新版】
ワインといえば外国のお酒というイメージですが、「日本ワイン」も国内外での評価を年々高めています。今では世界的な賞を獲得するワインも造られるようになりました。この盛り上がりをけん引するのが大手酒造メーカーのワインです。今回は数々の日本産ワインの中から、手頃な価格の商品を紹介していきます。
ワインといえば外国のお酒というイメージですが、「日本ワイン」も国内外での評価を年々高めています。今では世界的な賞を獲得するワインも造られるようになりました。
この盛り上がりをけん引するのが大手酒造メーカーのワインです。今回は数々の日本ワインの中から、手頃な価格で楽しめる商品を紹介していきます。
「日本ワイン」とは?
「日本ワイン」とは、国内で栽培されたぶどうを100%使用し、国内で醸造されたワインを指します。
よく「国産ワイン」と混同されますが、国産ワインとは、海外から輸入したブドウや濃縮果汁を使用して国内製造したワインのことです。
以前はこれらをひっくるめて日本ワインと呼ばれていたこともありましたが、2018年10月に政府が「果実酒等の製法品質表示基準」という新ルールを施行したことで、明確に区別されることになりました。
さらに新ルールでは、産地名の表示条件も追加されました。日本ワインのうち、その地域のブドウを85%以上使用し、かつ、醸造地が当該地域にある場合のみ、例えば「北海道ワイン」のようにラベルに記載できます。
厳格になったことは、それだけ品質の担保につながるわけですから、消費者にとってはありがたいことです。
日本を代表する品種
カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネ……。ワインで使用されるブドウの品種は実にさまざまです。日本にも固有の品種があるのをご存じでしょうか。代表例が、赤ワインでは「マスカット・ベリーA」、白ワインは「甲州」です。
マスカット・ベリーAで造るワインは、チェリーやベリーのような果実の香りと、甘みのある風味が特徴です。他方、甲州のワインは、柑橘系の香りに、ほどよい酸味が爽快感をもたらします。
日本ワインの歴史を作ったメルシャン
日本で生産されるワインの約8割が大手メーカー5社によるものと言われています。5社とは、サッポロビール、サントリーワインインターナショナル、マンズワイン、メルシャン、サントネージュワイン(アサヒビール)です。
その中で、日本ワインの歴史と深くかかわりのある一社がメルシャンです。メルシャンの源流を探っていくと、1877年に初の民間ワイン会社として山梨県の勝沼(現・甲州市勝沼町)で誕生した大日本山梨葡萄酒会社に行き着きます。
おすすめの日本ワインはこれ!
「玉諸甲州きいろ香」(メルシャン)
「きいろ香」とは、メルシャンと、ワインの香りの世界的権威であるボルドー大学・デュブルデュー研究室との共同プロジェクトによって発見された、甲州の柑橘系の香りのことです。ブドウの産地は甲府市玉諸地区。山梨県内で最も生育が早い地域として知られています。
「玉諸甲州きいろ香」はカボスやグレープフルーツといった柑橘類の豊かな香りが特徴で、口に含むと清涼感が広がる、夏にぴったりの白ワインです。Amazonや楽天での販売価格は、750ミリリットル入りで2000円前後です。
「グランポレール 余市ツヴァイゲルトレーベ」(サッポロビール)
「グランポレール 余市ツヴァイゲルトレーベ」は、北海道・余市の協働契約栽培農家で丁寧に育てたブドウ品種・ツヴァイゲルトレーベを使用した赤ワインです。
スパイシーな香りと、軽快なタンニンによる味わいが、ジンギスカンや鴨のローストといった料理を引き立てます。Amazonや楽天での販売価格は、750ミリリットルで1700円前後です。
「ジャパンプレミアム 甲州」(サントリー)
南アルプス、勝沼、甲府、穂坂という山梨県内各地の甲州ブドウを使用して、原酒を作り分け、最適な割合でブレンドした白ワイン「ジャパンプレミアム 甲州」。
サントリーがウイスキー造りで培ったブレンド技術も生かされているといいます。特徴は和柑橘を感じる上品な香りと、うまみのあるしっとりした味わい。少し冷やして飲むことをおすすめします。
Amazonや楽天での販売価格は、750ミリリットルで1700円前後です。
「かみのやまメルロー」(サントネージュ)
山形県上山市は「ワイン特区」に認定されるほど、ワイン用のブドウ作りが盛んな地域です。
「かみのやまメルロー」はこの地で栽培されたメルローを100%使用。ラズベリーなどの果実の香りと味わいを十分に感じることができる、ミディアムボディの1本です。
Amazonや楽天での販売価格は、750ミリリットル入りで1900円前後です。
「酵母の泡 甲州」(マンズワイン)
勝沼と小諸(長野県)にワイナリーを持つマンズワインは、1962年の設立以来、一貫して「日本ワイン」造りを心がけてきたといいます。
この「酵母の泡 甲州」は、甲州ブドウを使ったスパークリングワイン。料理とともに楽しめるやや辛口のワインで、多くの消費者に愛飲されています。
Amazonや楽天での販売価格は、720ミリリットル入りで1600円戦後です。
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