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今だからこそ用意したい「防災リュック」「防災バッグ」 地震などの災害に備えよう!【2021年12月版】

地震や台風、大雨/大雪の際に、自宅でのサバイバルや避難所での生活において、あると便利なのが「防災リュック」「防災バッグ」です。この記事では防災リュックや防災バッグを用意する上で気を付けるべきポイントと、特におすすめする商品を紹介します。

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 地震、台風に豪雨――日本は自然災害が多い国だと言われています。だからこそ、日々の備えが重要です。

 そこで用意しておきたいのが「防災グッズ」です。現時点で一切の備えをしていないという場合は、あると便利なものを一気にそろえられる「防災リュック」や「防災バッグ」を購入すると何かと便利です。


災害に備えて防災グッズを用意しよう!

そもそも「防災リュック」「防災バッグ」って?

 「防災リュック」や「防災バッグ」は、持ち運びやすいリュックやバッグ(かばん)に災害時に役立つ「防災グッズ」を詰め込んだセットです。災害が発生した時にあると便利なものはたくさんありますが、それをまとめて用意できることが最大のメリットです。リュックやバッグに必要なものが入っているので、万が一の際にサッと持ち出せることも魅力です。

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防災リュックや防災バッグは、災害発生時にあると便利なものがセットになっていて、サッと持ち出せることが何よりのメリットです

中に入っているものは? どのくらいの量があるといい?

 防災リュックや防災バッグに入っている防災グッズは、商品によって異なります。必要最低限のアイテムに的を絞ることで価格を抑えたものもあれば、自宅での「サバイバル」に的を絞ったもの避難所に持ち込むもとを想定したものなど、さまざまなバリエーションがあります。買う前に何が入っているのか、必ずチェックするようにしましょう。

 多くのリュックやバッグに含まれているものは以下の通りです。

  • 飲料や食料品
    • 飲料水(ミネラルウォーター/保存水)
    • 保存食(レトルト食品、フリーズドライ食品、缶詰めなど)
  • 懐中電灯(乾電池式の場合は乾電池も)
  • 簡易トイレ
  • 軍手

 非常用に備蓄しておく飲料や食料品について「何日分あればいいのか?」という悩みはつきません。「できるだけたくさん!」と言いたい所ですが、保存場所や賞味(保存)期限が近づいた際に困ることもあります。少なくとも3日分、長くても1週間(7日分)あれば緊急対応には十分でしょう。

 防災リュックや防災バッグの多くは「1人用」です。理想をいえば家族1人1人それぞれに防災リュックや防災かばんを用意すると良いのですが、保存スペースなどの都合で難しいこともあります。また、小さい子どもに大きなリュックやバッグを持たせるのも現実的ではありません。

 そのような場合は、複数人用をうたう防災リュックや防災かばんを用意することをおすすめします。

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防災リュック/防災バッグの中身は商品によって大きく異なります。写真の「koremo. レスキューセット 車載用防災セット」(ACROVE)は、自動車に搭載することに特化した防災バッグで、車内に閉じ込められた際の脱出用に使う「緊急脱出用ハンマー」が付属する一方で、飲料や食料品は付属しません

「koremo. 防災セット ベーシックセット(保存食入り)」は名前の通り保存食込みの防災リュックです。避難所への持込みもしやすくなっています

中に入っているものは定期的にチェック!(特に飲料/食料)

 防災リュックや防災バッグの中に封入されている飲料や食料品には「賞味期限」が設けられています。災害対策用の飲料や食料品は、基本的に賞味(保存)期限が3~5年に設定された「ロングライフ品」ですが、それでも賞味期限は必ずやってきます。半年~1年に1回は賞味期限をチェックするようにしてください。

 賞味期限が近づいてきたものは、飲んだり食べたりするなどして消費しましょう。その上で、別のロングライフ品に入れ替えればバッグやリュックごと買い換える必要はありません。


防災バッグに入っている飲料水には賞味(保存)期限が設定されています。賞味期限が近づいてきたら消費して単体で販売されている保存水に入れ替えるとよいでしょう(写真はサーフビバレッジ/Amazonの「Happy Belly 長期保存水 500ml」、出典:Amazon)

保存食にも賞味(保存)期限があります。賞味期限を迎える前に消費して入れ替えましょう(写真は尾西食品のアルファ米セット、出典:Amazon)

 また、防災リュックや防災バッグのセットの中に乾電池や充電池を利用するグッズ(懐中電灯、カンデラなど)が含まれている場合も、少なくとも半年~1年に1回は動くかどうか確認してください。

 乾電池を利用するタイプの場合は、長期間の放置によって「液漏れ」が発生する恐れがあります。乾電池の使用推奨期限(利用期限)をよくチェックして、期限が間近な場合は新しい乾電池に入れ替えるようにしましょう。

 充電池(バッテリー)を使うタイプの場合、しばらく使わないでおくと「放電」する可能性があります。定期的に充電するようにしましょう。

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乾電池を使うアイテムが含まれる場合、乾電池の使用推奨期限を必ずチェックしてください(出典:パナソニック

おすすめの「防災リュック」「防災バッグ」

 先述の通り、防災リュックや防災バッグに入っている防災グッズは商品によって異なります。予算(コスト)やどのような備えをしておきたいかという希望に合わせて選ぶことがベストです。

 いろいろある中で、特におすすめしたい防災リュックを3つ紹介します。

防災リュック BRS-33(アイリスオーヤマ)

 アイリスオーヤマの1人用防災リュックで、リュックのカラーはブラックとグレーから選べます。

 この防災リュックはいわゆる「一次避難所」(地域ごとに設置される避難所)への移動を想定して、封入するアイテムを絞り込んでいます。そのため、手頃な価格ながら必要なものをバッチリそろえられます。一次避難に特化していることもあり、非常用の飲料や食料は含まれていません。その分、軽くて持ち運びやすいというメリットもあります。

 なお、このリュックには2人用モデル「BS235」も用意されています。2人で避難する場合は、こちらを用意すると良いでしょう(リュックのカラーはホワイトのみです)。

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防災リュック BRS-33(ブラック)の内容物(出典:Amazon)

LA・PITA ものすごい防災セットプレミアム(ラピタ)

 ラピタの1人用防災スーツケースです。スーツケースのカラーはブラックとレッドから選べます。肩バンドも付いており、リュックとして使うことも可能です。

 「ものすごい」「プレミアム」と名前が付いていることからも分かる通り、飲料水や保存食に加えて、エアーベッドも付属する豪華版の防災キットとなっています。一次避難所への移動時の携行だけでなく、自宅内での避難する際にも便利に利用できます。

 付属の懐中電灯はラジオ/バッテリー内蔵タイプで、万が一の際は「ダイナモ充電(手回し充電)」も可能です(USB電源での充電にも対応します)。USB電源出力端子も備えているので、スマートフォンやタブレットの充電にも利用できます(LightningケーブルやUSB Type-Cケーブルは別売です)。


LA・PITA ものすごい防災セットプレミアムの内容物(出典:Amazon)

Defend Future 防災セット Relief 2(G.Oホールディングス)

 G.Oホールディングスの防災グッズ専門ブランド「Defend Future」の防災リュックです。同じリュックで「1人用」と「2人用」が用意されています(2人用は、封入アイテムの数量が一部を除き1人用の2倍となっています)。

 コンセプトは「災害後3日間を生き抜くこと」ということもあり、3日間の避難生活に必要なアイテムがそろっていることが特徴です。一般的に、防災リュックや防災バッグの内容物は“全て”がリュックやバッグに詰められているのですが、このRelief 2は付属するアイテムを把握させるために、あえてリュックに封入せずに送られてきます。届いたら自分で中身をリュックに入れなければいけませんが、リュックの中身を事前に確認できるというメリットがあります。

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 付属の懐中電灯はラジオ/バッテリー内蔵タイプで、万が一の際は「ダイナモ充電(手回し充電)」も可能です(USB電源での充電にも対応します)。USB電源出力端子も備えているので、スマートフォンやタブレットの充電にも利用できます(Lightning端子やUSB Type-C端子にも対応可能です)。


Defend Future 防災セット Relief 2の中身(1人用、出典:Amazon)

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