【2023年最新】ネックスピーカーのおすすめ人気商品10選
ネックスピーカー(肩掛けスピーカー)は、長時間着けていてもわずらわしさを感じにくく、人気があります。今回はネックスピーカーの選び方やおすすめのメーカー、製品などを紹介します。
「ネックスピーカー」(肩掛けスピーカー)は、ヘッドフォンやイヤフォンと比べて長時間着けていてもわずらわしさを感じにくく、人気があります。
例えば「動画や音楽を楽しみたいけれど同じ部屋に家族がいてスピーカーで大音量を出せない」というシーンに活躍します。ここでは、ネックスピーカーの選び方やおすすめのメーカー、製品などを紹介します。
ネックスピーカーとは?
ネックスピーカーは、文字通り、自分の首・肩に掛けた状態で音を出力するスピーカーです。
1人でサウンドを聞くためのもので、基本的にはイヤフォン・ヘッドフォンと用途は同じです。一方、イヤフォン・ヘッドフォンが周りへの音漏れを防ぐ構造であるのに対して、ネックスピーカーはある程度の音漏れを許容しつつ、周囲の生活音もそのまま聞くことができるというのが大きな特徴です。
自分への声掛けやドアチャイムの呼び出し音などが聞こえるのは大きなメリットで、音漏れも許容される屋内での使用がメインとなります。イヤフォン・ヘッドフォンと異なり、耳に直接装着する物ではないため、解放感があるのも大きな特徴となっています。
ネックスピーカーのメリット・デメリット
ネックスピーカーには、使用できるシーンが限られるといったデメリットもあります。音が漏れるので、公共の場などで使用すると周囲に迷惑となってしまいます。
外出時の電車の中などではヘッドフォン・イヤフォン、複数人でサウンドを楽しむ際にはBluetoothスピーカー、そして部屋でじっくり動画を楽しんだり、くつろぎながら音楽を楽しむ際などにはネックスピーカーといったように、シーンに応じた使い分けをすれば、好みのコンテンツをより自由で快適に楽しめるでしょう。
ネックスピーカーのメリット
- 周りの音が聞こえる
耳をふさがないため周囲の音がダイレクトに聞こえるので、家族に呼ばれた時や、宅配便や郵便などの訪問があった際のチャイムの聞き逃しの心配がありません。電話の呼び出しにも即座に反応できるはずです。
- 聞き疲れしにくい
耳に直接装着しないため、開放感があって疲れにくいのも大きなメリットです。特に長時間の動画視聴などの際には、耳の蒸れや疲れを気にせず、コンテンツに集中できます。ワイヤレスのモデルが主流なので、家事などの作業をしながらの「ながら聞き」にもとても適しています。
ネックスピーカーのデメリット
- 音漏れするので自宅外で使えない
ネックスピーカーの最大のデメリットと言えるのが、音漏れすることです。電車や店内といった公共の場で使うと、周囲の人に迷惑となってしまいます。一方、周囲には大きな音で聞こえるわけではないので、家庭では何をしているのかが家族にわかりやすい分、メリットとも言えるかもしれませんね。
- 首や肩が疲れる
ある程度の重さがあるモデルも多いため、首や肩が疲れるようなケースも考えられます。普段は肩に物を載せるようなシーンは多くはありませんので、初めてネックスピーカーを使うような場合には特に疲れを感じるような方は多いかもしれません。
ネックスピーカーの選び方
スピーカーやイヤフォンを選ぶ際に最も気になるのは音質です。
しかし、ネックスピーカーは快適さに重きを置いたアイテムです。もちろん高音質のモデルはありますが、重さやスタミナ、接続方式なども十分に考慮する必要があります。
用途で選ぶ
- テレビ
テレビの音声をネックスピーカーで聞く場合には、接続方式は最も注意すべきポイントです。ネックスピーカーとテレビの接続方式が合わなければ、別途、送信機(トランスミッター)などを用意する必要が発生するかもしれません。
テレビとネックスピーカー、双方の外部接続端子やワイヤレス方式を確認して、合致するものを選びましょう。ネックスピーカーには送信機が付属したモデルもありますので、そのようなモデルであれば安心です。
- スマホ・パソコン
スマホやパソコンと接続する場合には、多くはBluetoothで接続する形になるでしょう。Bluetooth接続では、音声を圧縮して送信するので、対応するコーデックを確認しておきたいところです。また、スマホは殆どのモデルがBluetooth搭載である一方、パソコンの場合、特にデスクトップパソコンにおいては、Bluetoothを搭載していないモデルもあります。
そのような際にはテレビ向けと同様、送信機付属のネックスピーカーを購入するか、別途Bluetoothトランスミッターを用意しましょう。
- ゲーム
ゲームをプレイする際にネックスピーカーを使用したい場合に気を付けたいポイントは「遅延」についてです。
遅延の少ないコーデックに対応したモデルを選ぶのもおすすめですが、いわゆる音ゲーなど、画面とのシビアなシンクロが要求されるシーンでは有線接続には敵いません。ゲームでネックスピーカーを使用するのであれば、有線接続での利用をおすすめしたいところです。
重さで選ぶ
長時間の使用を想定しているのであれば、重さは見逃せない要素です。ネックスピーカーを選ぶということは、快適さを求めての購入となるはずなので、肩の凝りに悩まされるようでは残念ですよね。多機能なものや高音質のものは重くなる傾向がありますので、総合的なバランスを考えて選びましょう。
音量で選ぶ
ネックスピーカーは、あまり音量が大きすぎると、周囲の音が聞こえにくくなってしまい、そのメリットが半減してしまいます。ネックスピーカーの音量に関しては、大音量が出力できるかどうかよりも、音が小さすぎないかどうかに注意したいところです。音量はワット数(W)が目安となりますので、気になる方はワット数に注目しましょう。
音質で選ぶ
音質については、店頭などで実際に試してから購入するのがベストですが、製品情報などを参考にスピーカー構造や独自技術などに注目するのもおすすめです。
低音を重視する場合には、パッシブラジエーターを搭載したモデルなどがおすすめです。また、Bluetooth送信に使用するコーデックも音質を左右します。特にAndroidスマホの場合には、aptXやLDACといった高音質コーデックがありますので、よりこだわりの強い方は確認しておくとよいでしょう。
ネックスピーカーおすすめメーカー
ネックスピーカーには、国内の大手メーカーの製品がそろっています。
中でも、ソニー、シャープ、パナソニックの3社はAV分野ではおなじみのメーカーですので、大画面テレビとの相性はバッチリです。
SONY(ソニー)
ソニーといえば「ウォークマン」シリーズを忘れてはいけません。ヘッドフォンや完全ワイヤレスイヤフォンなど人気アイテムがそろっており、同じくウェアラブルのオーディオ機器となるネックスピーカーでも人気を集めています。
ソニー独自のコーデック「LDAC」に対応したモデルもラインアップされています。LDACは、効率的な符号化やパケット配分の最適化を施すことで、従来技術比約3倍のデータ量の送信を実現。ハイレゾ音源を低い周波数・低いビット数へダウンコンバートすることなく伝送できます。
シャープ(SHARP)
シャープは液晶テレビ「AQUOS」で人気のブランド。「サウンドパートナー」というカテゴリで、ウェアラブルAIスピーカーの「AN-SC1」、ウェアラブルネックスピーカーとして「AN-SS2」「AN-SX7A」と、3モデルのネックスピーカーをラインアップしています。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックは白物家電から配線器具など、幅広い分野で活躍するメーカーです。ネックスピーカーにおいては、「ワイヤレスネックスピーカー」として「SC-WN10」、「ゲーミングネックスピーカー」として「SC-GN01」の2モデルをラインアップしています。
ネックスピーカーのおすすめ商品10選
ネックスピーカーのおすすめモデルとして、10モデルをご紹介します。上で説明したポイントを参考に、自分に合ったモデルを選んでください。
ソニー「ワイヤレスネックバンドスピーカー SRS-NS7」
同社の4Kテレビ「BRAVIA XR」シリーズと接続することでDolby Atmosのコンテンツをよりリアルな「360(サンロクマル)立体音響」で楽しめるワイヤレスネックバンドスピーカー。独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Personalizer」により、装着した人の耳の形状にあわせた聴感特性を解析し、音場を個人最適化することで、よりリアルで臨場感のある360立体音響を実現します。
また、立体音響コンテンツだけでなくテレビドラマなどの2chコンテンツも、前後左右の音場の広がりに高さ方向の表現を加えることで、臨場感のある立体的な音で楽しめます。
トランスミッターが同梱されているので、さまざまな機器で利用できます。最長12時間使用可能な長時間バッテリーを搭載。USB Type-Cによる10分の急速充電にも対応しており、60分の使用が可能です。
ソニー「ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1」
送信機同梱のネックスピーカー。スピーカー開口部から放射状に音が広がるボディー構造とデジタル音声処理により、包まれるような音場を生成します。
左右のスピーカーに備え付けたスリット構造と、音の方向性を整えるディフューザーの組み合わせにより、音を前後に拡げつつ立体的に響かせます。拡散する音の範囲が広いため、使う人の体格や装着時の姿勢によらず、ダイナミックな音声を楽しめます。
左右それぞれのスピーカーに低音を増強する振動板「パッシブラジエーター」を搭載。映画のアクションシーンやライブコンサートのドラム・ベースの低音部分が振動とともに再生されます。
ソニー「ワイヤレスネックバンドスピーカー SRS-NB10」
オンライン会議からテレビ視聴まで幅広い用途を想定したワイヤレスネックバンドスピーカー。独自開発のフルレンジスピーカーユニットとパッシブラジエーターにより、広がりのあるクリアな音を楽しむことができます。また、スピーカーユニットを上向きに配置することで、ボリュームを大きくすることなく、快適な音量で音声や音楽を聞くことができます。
2つのマイクを搭載し、オンライン会議でも利用可能。2つの高性能マイクを最適に制御しながら音声信号処理を行う「高精度ボイスピックアップテクノロジー」により、自分の声をクリアに相手に届けられます。
軽量設計の軽快な装着感に加えて、約20時間の連続使用が可能な長時間バッテリーを搭載。ほぼ一日中快適に装着し、使用できます。また、キッチンでも気兼ねなく使えるIPX4の防滴仕様です。
パナソニック「ワイヤレスネックスピーカーシステム SC-WN10」
テレビ視聴や在宅ワーク時に活躍するワイヤレスネックスピーカー。「快聴音」機能と専用スピーカー搭載によりテレビの音声を耳元ではっきり再生。より聞き取りやすい音で楽しめます。
パソコンやスマートフォンとBluetoothで接続すれば、搭載したマイクによりハンズフリー通話にも対応できるので、オンライン会議にも活用できます。テレビに接続された付属ワイヤレス送信機と、Bluetooth接続機器とを、本体のボタン一つでかんたんに切り替えることも可能です。
約6時間の充電で約13時間の長時間再生が可能。IPX4相当の防滴仕様なので、キッチンなど水がかかりやすい場所でも使用できます。
パナソニック「ネックスピーカーシステム SC-GN01」
迫力のあるゲームサウンドを実現するゲーミングネックスピーカー。4つのスピーカーを搭載。シアタースピーカーの特性を取り入れた4chスピーカーの配置で広がりのあるサウンドを実現します。
ゲームジャンルに合わせた3つのサウンドモードを搭載。ゲームの世界にいるかのような臨場感と迫力が楽しめる「RPGモード」、正確な音の定位が得られ、足音などが聞き取りやすくシューティングゲームに最適な「FPSモード」、人の声が聞き取りやすく、シナリオに没頭できる「Voiceモード」が用意されています。
音が低遅延であることを重要視するゲーマーのニーズに応えて、USBケーブルでの有線接続を採用。多くのゲーム機とUSBケーブル1本で接続が可能で、さまざまなゲームプレイング環境で、遅延を気にせずゲームをプレイできます。
オーディオテクニカ「ワイヤレスネックスピーカー AT-NSP700TV」
オーディオテクニカは音響機器・映像機器のメーカーで、テレビの音を聞きやすくすることにこだわった製品です。
よりテレビの音声が聞きやすくなる「はっきり音」機能を搭載。人の声(中高域)の周波数を強調する独自のデジタル音声処理技術により、ニュースやドラマなどのセリフを際立たせることができます。また、音が直接耳へ届きやすいようにスピーカーの位置が調整されており、自然なサウンドでテレビの音声を楽しめます。
素材には、首や肩にフィットするシリコーンを採用。しなやかなバンドと軽量ボディ設計で、長時間でもストレスなくテレビ視聴できます。接続方法や操作方法はシンプルに設計。電源やボリュームを操作する部分を一体型ノブとし、電源の入/切や音量調整はノブを回すだけで操作できます。
自動電源オフの機能も搭載。テレビからの接続が切れた状態で、約10分経過後にスピーカーの電源が自動的に切れます。電源を切り忘れても電池を消耗しないのがうれしいですね。
オーディオテクニカ「ワイヤレスネックスピーカー AT-NSP300BT」
タブレットでの学習やオンライン授業での利用を想定したネックスピーカー。聴覚を保護するために音量が常に85dB以下になるよう設計。最大音量を制限することで耳への負担を抑えます。
左右にあるスピーカーユニットが耳の方向へ向くように設計。また、2つのパッシブラジエーターを搭載したサウンドバイブレーションテクノロジーで、小さなボディながら、豊かな音場を再現します。
microSDスロットを搭載しており、好きな音楽やデータを入れたmicroSD カードを準備すれば、スピーカー本体だけで音楽を再生できるというユニークな機能も備えています。
シャープ「サウンドパートナー AN-SX7A」
迫力の重低音と振動により、臨場感あふれるサウンドを長時間楽しめるウェアラブルネックスピーカー。迫力の重低音を実現する「ACOUSTIC VIBRATION SYSTEM」により、低音域から中高音域の音声までバランスよく再生。低音に振動が加わることで臨場感あふれるサウンドが楽しめます。また、3種類(標準/ダイナミック/ボイス)のサウンドモードを搭載。ジャンルやソースに合わせたサウンドが楽しめます。
ソファーに座って、ゆっくり映画や音楽を楽しむことを想定。耳よりもやや前方にスピーカーを配置しています。前方から音が聞こえるので、映像と一体感のある自然なサウンドを楽しめます。また、柔軟性のある弾力ゴム素材を採用しており、長時間使用しても疲労を感じにくい装着感を実現しています。
JVCケンウッド「ウェアラブルワイヤレススピーカー SP-A7WT」
日本ビクターとケンウッドが経営統合して誕生したJVCケンウッドのネックスピーカー。「NAGARAKU」という製品名がつけられており、ストレスフリーなリスニングスタイルで、テレビの「ながら見」や音楽の「ながら聞き」、ハンズフリー通話による「ながら通話」が楽しめます。
テレビ音声用のBluetooth送信機が付属。テレビに送信機を装着してペアリングするだけで耳元でクリアな音声が聞けるので、家事をしながらテレビを楽しんだり、深夜でも音量を気にせずテレビを視聴できます。また、低遅延コーデック「aptX LowLatency」に対応。映像と再生音声のズレを抑えて、違和感なくテレビや動画を楽しめます。
サンワダイレクト「ネックスピーカー402-SP090SET1」
サンワサプライの直販ブランドサンワダイレクトが展開するネックスピーカー。コーデック「apt-X Low Latency」に対応し、低遅延と接続速度の高速化を実現します。
装着のしやすさと首元への負担軽減のために柔らかいシリコーン製ネック部を採用。先端部には高感度マイクを搭載しており、ZoomやSkypeなどのハンズフリー通話にも使用できます。
ボリュームアップボタンは+の形など、ボタンによって形状を変えており、触るだけでどのボタンに触れているかが分かります。
まとめ
今回はネックスピーカーの選び方やおすすめ製品を紹介しました。ネックスピーカーは、イヤフォン・ヘッドフォンほど製品は多くはないですが、今回紹介した製品以外にも、個性的な機能・性能を備えたモデルが販売されています。テレビ、ゲーム、音楽、通話など、自分の求めるシーンに合ったネックスピーカーを選んでください。
もちろん、イヤフォンやヘッドフォン、Bluetoothスピーカーなど、他のオーディオ機器とシーンに応じて使い分けるのも楽しいでしょう。ネックスピーカーを生活に追加することで、サウンドの楽しみ方が広がるかもしれません。
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