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最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6E」対応ルーターおすすめ5選【2023年最新版】

無線LANの最新規格である「Wi-Fi 6E」が、2022年9月2日に国内でも解禁され、対応機器が続々と登場しています。今回は家庭内のWi-Fi環境改善の強い味方となりうる、最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6E」対応のルーターをご紹介します。

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 無線LANの最新規格である「Wi-Fi 6E」が、2022年9月2日に国内でも解禁され、対応機器が続々と登場しています。Wi-Fi 6Eは、これまでのWi-Fi 6と比較して対応周波数が増え、電波干渉が起きにくいというメリットがあります。


エレコム「WRC-XE5400GSA-G」(出典:Amazon

 スマートフォンやパソコン、タブレット、スマート家電など、家庭内で使用するWi-Fi機器は増加する一方。さらに在宅勤務によるリモートワークやオンライン授業・リモート学習も普及し、家庭内のWi-Fi環境は大混雑している状況です。

 今回は家庭内のWi-Fi環境改善の強い味方となりうる、最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6E」対応のルーターをご紹介します。

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森坂光郎

古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。

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「6GHz」の周波数に対応して通信はさらに安定

 Wi-Fi 6Eは、無線LANの最新規格でWi-Fi 6の拡張版となっています。Wi-Fi 6Eの最大の特徴は、1999年に5GHz帯が登場して以来、20年以上ぶりとなる新帯域「6GHz帯」が加わったことです。これまでの2.4GHz帯/5GHz帯に加え、6GHz帯の利用が可能となるので、3つの周波数帯を併用し、高速かつ電波干渉や混雑を避けた通信が実現できます。


NEC「Aterm WX7800T8」(出典:Amazon

 現在使用されている5GHz帯は、航空や気象のレーダーにも一部が使われており、Wi-Fi機器にはレーダー波を検出すると5GHz帯の電波を停止する機能「DFS(Dynamic Frequency Selection)」の搭載が義務化されています。これに対して6GHz帯はDFSの制限がないため、5GHz帯よりも安定した通信が可能です。

 また、5GHz帯では160MHz幅のチャネルを最大2つ使用しますが、DFSによる制限があるためその確保も不安定となっていました。一方、6GHz帯では干渉を受けることなく160MHz幅のチャネルを3つ確保できるという利点があります。

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デザインを一新したAtermシリーズのWi-Fi 6Eモデル

 NECの「WX7800T8」は、同社ネットワーク製品の老舗ブランド「Aterm」シリーズから登場したWi-Fi 6E対応モデル。従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加え、Wi-Fi 6Eで追加された6GHz帯の3つの周波数帯域を同時に利用できるトライバンドに対応。スマートフォンやゲーム機、テレビなど、Wi-Fi機器を多数接続した際も、3つの周波数帯域を使い分けることで混雑の少ない安定した通信を実現します。


NEC「WX7800T8」(出典:Amazon

 広い間取りの住宅などでは欠かせない、アクセスポイントを追加した環境では、通信状態が最適なアクセスポイントに自動で切り替えるローミング機能に対応するのもうれしいポイント。スマートフォンなどを家の中で移動しながら利用する際の、シームレスで快適な通信を実現します。親機と中継機間の通信にも6GHz帯を利用できるので、より安定したメッシュ中継による通信が可能です。なお、WAN/LANとも有線ポートの通信速度は最大1Gbpsです。

【訂正:3月29日21時】初出時、製品仕様に関する記述に誤りがありました。お詫びして訂正します

12ストリームのAterm Wi-Fi 6E対応ルーター

 Aterm「WX7800T8」と同時にNECが発売したのが、Wi-Fi 6E対応ルーター「AM-AX11000T12」です。WX7800T8が8ストリームであるのに対して、6GHz×4、5GHz×4、2.4GHz×4の12ストリームを備えた上位モデルとなっています。6GHz帯4804Mbps+5GHz帯4804Mbps+2.4GHz帯1147Mbpsの規格値を実現します。


NEC「AM-AX11000T12」(出典:Amazon

 Wi-Fi 6の特長であるワイドバンド(チャネルボンディング)技術をWi-Fi 6Eでも継承。Wi-Fi 5では最大「80MHz」となっていた通信帯域をワイドバンドによって2つに束ね、2倍の「160MHz」に拡大。通信の混雑解消とスピードアップ、両面に効果をもたらします。例えば、スマートフォン(2×2)利用時で2Gbps超えの高速通信が可能です。

 4つのコアを持つクアッドコアCPUを搭載。6GHz帯/5GHz帯/2.4GHz帯を同時に利用した場合でも、効率的な並行処理によって高速通信を実現します。

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6ストリーム対応のバッファロー製Wi-Fi 6Eルーター

 Wi-Fi 6Eにて追加された周波数6GHz帯が利用可能な、バッファローのトライバンドWi-Fiルーター「WNR-5400XE6」。3つの帯域を各2ストリームずつ、計6ストリーム(2+2+2)に対応。理論値で、6GHz最大2401Mbps、5GHz最大2401Mbps、2.4GHz最大573Mbpsの高速通信が可能です。WANポートは最大2.5Gbpsに対応。LANポートは最大1Gbps対応で3ポート搭載しています。


バッファロー「WNR-5400XE6」(出典:Amazon

 「Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh」を取得しており、EasyMeshに対応したWi-Fiルーター・Wi-Fi中継機と組み合わせてメッシュネットワークを簡単に構築できます。つなぐだけでWi-FiルーターやWi-Fi中継機が通信しあって、ネットワークを自動で最適化するため、家じゅう隅々まで快適なWi-Fi環境を構築することが可能となります。

 設置のしやすさを重視した新筐体を採用。ケーブルをすっきりまとめられる構造で、設置場所の自由度が向上しています。アンテナは内蔵型で、側面置き・正面置き・壁掛けに対応します。

「中継器離れ家モード」などの独自機能も搭載したルーター

 エレコムのWi-Fi 6E対応ルーター「WRC-XE5400GSA-G」は、2.4GHz帯/5GHz帯に加え、6GHz帯の利用が可能です。電波が混雑する2.4GHz帯/5GHz帯に比べて、6GHz帯は混雑が少なく電波干渉を受けにくいので、通信能力の低下も抑えられ、快適な通信を実現します。


エレコム「WRC-XE5400GSA-G」(出典:Amazon

 新規格Wi-Fi 6Eの採用だけでなく、OFDMA/1024QAMなどの多彩な機能を搭載しており、通信を安定・高速化します。また、「らくらく引っ越し機能」を備え、Wi-Fiルーター買い換え時の移行作業や、導入時の設定作業を簡単に行えます。

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 中継器として使用する場合に離れ家でも使える「離れ家モード」を搭載。法的に屋外利用が認められた帯域のみを利用し、ルーターと中継器の間の電波を中継できます。

クアッドバンドのWi-Fi 6Eメッシュシステム

 米国のネットワーク機器メーカーである、ネットギア(NETGEAR)のメッシュシステム「Orbi」のWi-Fi 6E対応モデルが「RBKE963」です。ルーター×1、サテライト×2の計3台の構成で、広い間取りの住宅において快適なメッシュネットワーク環境を実現できます。


ネットギア「RBKE963」(出典:Amazon

 ルーターには10G WANポートを搭載。LANポートはルーター/サテライトともに2.5Gポート×1、ギガビットポート×3を搭載し、有線デバイスの接続にも便利です。

 Wi-Fiの5GHz帯のうち1つを、ルーターとサテライト間のバックホール専用バンドとして使用するので、多くの機器をつなげても遅くならず、家族全員が同時に高速Wi-Fi通信を利用できます

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